科目名[英文名] | |||||
水理学 [Hydraulics] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 01rn2041 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
福田 信二 [FUKUDA Shinji] | |||||
所属 | グローバルイノベーション研究院 | 研究室 | 3-311教室 | メールアドレス |
概要 |
力学的な側面から、水路における水の流れについての基礎的な事項について講義します。静水圧から定常流の不等流に関する解析ができることを目標とします。水資源管理論、水文学、生態水理学、灌漑排水工学と関連し、農業生産や水環境保全の基盤整備に貢献する内容です。 |
到達基準 |
・静水圧を理解し、平面や曲面作用する全水圧を計算することができる。 ・連続の式、ベルヌーイの定理、運動量保存則を応用して、水の流れの解析ができる。 ・管水路、開水路、オリフィス、ゲート、堰などに関する水理計算ができる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
第1回 ガイダンス、水の性質 第2回 静水圧(平面に作用する全水圧) 第3回 静水圧(曲面に作用する全水圧) 第4回 水の流れの基礎 第5回 ベルヌーイの定理 第6回 ベルヌーイの定理の応用 第7回 運動量保存則 第8回 運動量保存則の応用 第9回 管水路(摩擦損失) 第10回 管水路(摩擦以外の損失) 第11回 管水路(単線管水路) 第12回 開水路(流れの分類、フルード数、比エネルギー) 第13回 開水路(比力、跳水) 第14回 開水路(等流、平均流速公式、粗度係数) 第15回 総括・試験 |
履修条件・関連項目 |
水文学と内容が近いので、履修することを推奨します。また、3年時の生態水理学、農業環境工学実験I、灌漑排水工学と関連しています。 授業時間30時間に加え、配布した講義資料や学術論文、国内外の研究機関などが発行する報告書、参考書などを参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
適宜、参考資料を配布します。 |
参考書 |
土木の基礎固め 水理学 二瓶泰雄(著)・宮本仁志(著)・横山勝英(著)・仲吉信人(著)(講談社) 絵とき 水理学 粟津清蔵(監修)・國澤正和(著)・西田秀行(著)・福山和夫(著)(オーム社) 水理学演習 椿東一郎・荒木正夫著(森北出版) |
成績評価の方法 |
授業での取り組み(30%)、試験(70%) |
教員から一言 |
水理学は、河川や水路の整備、維持管理等に関する技術体系の基礎となる分野です。したがって、農業における灌漑や排水、治水面において必須の知識を含みます。また、近年では流域の環境保全や管理の重要性が社会的にも広く認識されており、水理学の果たす役割は大きくなっています。特に、公務員や土木コンサルタントを志望する人には重要な科目です。 |
キーワード |
河川、農業水路、かんがい排水システム、水利施設、ダム、頭首工、堰、水門、開水路、管水路 |
オフィスアワー |
随時。メールでアポイントをとることが望ましい。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/26 23:14:46 |