科目名[英文名] | |||||
環境地盤工学 [Envionmental Geotechnical Engineering] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01rn3060 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
向後 雄二, 斎藤 広隆 [SAITO Hirotaka] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
地盤工学では,土質力学を履修した学生を対象に,土構造物の設計,保全,地震や豪雨などの防災を目的として,土のせん断特性,その応用としての安定問題(土圧,支持力,斜面安定)を学習します.なお,本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。 担当教員はフィルダム等の土構造物の設計,施工等に精通している。それらを踏まえて授業する。 |
到達基準 |
土の力学的特性の中でも最も重要なせん断特性,その応用として,土圧,支持力,斜面安定等について,基本的な考え方,理論的な背景を理解できる 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
1. オリエンテーション 事例を通して,この講義の背景と目的を明確にします。 2. 土のせん断特性(1) 応力,ひずみ,主応力,主ひずみ,モールの応力円,有効応力を学びます。 3. 土のせん断特性(2) 土の力学試験,応力―ひずみ関係を学びます。 4. 土のせん断特性(3) 土弾塑性論の基礎を学びます。 5. 土のせん断強度(1) 概説,せん断強度の源,せん断強度(ダイレタンシー角,破壊基準等)について学びます。 6. 土のせん断強度(2) 強度と各種せん断試験の関係,排水と非排水強度等について学びます。 7. 安定問題の解析と土圧(1) 力の釣り合い式,応力-ひずみ式,適合条件,主働,受働,静止土圧等について学習します。 8. 土圧(2) ランキン土圧について学習します。 9. 土圧(3) クーロン土圧について学習します。 10. 地盤の支持力(1) 浅い基礎の支持力について学習します。 11. 地盤の支持力(2) 深い基礎の支持力について学習します。 12. 斜面安定(1) 短期安定問題と長期安定問題,表層すべりについて学びます。 13. 斜面安定(2) スライス間力を考慮しない分割法について学習します。 14. 斜面安定(3) スライス間力を考慮した分割法について学習します。 15. 期末試験 全体を通した問題を出題します。 |
履修条件・関連項目 |
土質力学の講義を受講していること。 |
テキスト・教科書 |
基礎土木工学シリーズ15,赤井浩一監修,土質力学,松岡 元著,森北出版 |
参考書 |
Atkinson, J. H., Foundations and Slopes, McGraw-Hill, 地盤工学ハンドブック(地盤工学会),不飽和地盤の挙動と評価(地盤工学会)など |
成績評価の方法 |
宿題(50点),期末試験(50点) |
教員から一言 |
土質力学の実務への応用と環境防災問題を念頭においた講義を行います。この講義を通して,実際の地盤工学問題に関心を持ってください。講義資料の配付や担当教員からの連絡は原則Google classroomを通して行います。 |
キーワード |
防災,土のせん断,地盤の安定性,解析方法,土圧,支持力,円形すべり面 |
オフィスアワー |
メールにてアポイントを取ってください. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/16 13:54:09 |