科目名[英文名]
農業情報気象学   [Agricultural Informatics & Meteorology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01rn3064
責任教員 [ローマ字表記]
辰己 賢一   [TATSUMI Kenichi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
農業は人類が生活していく上で欠かせない食料を供給する手段であり,土地利用,植物・動物などの生態系とも密接に関係する活動である.また近年の温暖化に代表される気候変動や世界的な人口の増大は,持続可能な農業の実現に向けた世界の食料生産システムを実現するために克服すべき課題である.

本授業では,気象環境と作物の生育・生産の関係性を気象学,作物生理の観点で紹介し,最新の農業技術の基礎やデータ農業までの幅広いテーマを取り上げ,農業情報気象学の基礎的知識を学ぶ.
到達基準
気象学・作物学の基礎を知り,マルチな時空間スケールにおいて,農業と気象の関係性やそのあり方の基礎を理解することができる.

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
 本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照して下さい.
  URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
第1回  農業と気象
第2回  気象の仕組み(マクロスケール)
第3回  メソスケールの気象
第4回  大気の運動と地表面の気象環境(熱力学・放射)
第5回  大気の運動と地表面の気象環境(降水過程)
第6回  まとめと中間試験
第7回  作物生産と食料需給
第8回  作物の気象応答I(光合成と呼吸)
第9回  作物の気象応答II(栽培環境と収量)
第10回  気象災害と農業被害
第11回  気候変動・大気汚染と食料生産
第12回  作物と農業気象の調査法
第13回  スマート農業・データ農業
第14回  生育モニタリング,作物生育モデル
第15回  期末試験
履修条件・関連項目
本学の標準時間数に準ずる十分な予習・復習の時間を確保すること.
テキスト・教科書
一般気象学 小倉義光 著,東京大学出版会,1999年
参考書
成績評価の方法
レポート課題等の平常点(20%),中間試験(30%),期末試験(50%)で評価します.
教員から一言
農業と気象は,人類の食料需給を構成する最も基礎的な要素です.農学部の学生として,その基礎的な知識を得ることができるような講義をします.講義はプレゼンテーション資料を用いて進める予定です.
キーワード
地球環境,大気,降水,農業生産,作物生理,データ農業
オフィスアワー
適宜メールにて連絡ください.
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/08 11:19:53