科目名[英文名] | |||||
国際協力論 [International Cooperation Study] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 01rn3066 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
渡邊 司 [WATANABE Tsukasa] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
まず導入として、文化(コミュニケーション手段の発展に伴う変容)、経済(世界資本主義システムへの包摂)、政治(グローバル・ガヴァナンスの可能性)について、その現代的様相を概括的に述べる。そしてグローバル化の中で、焦点化しつつある民主主義・民主化の議論について詳しく検討する。例えば、国民国家型領域民主主義、軍事、経済、環境リスク、女性参加、普遍的人権、多国籍企業の民主的統制、欧州連合(EU)、国連改革、国際人権法と国際人道法の交錯等々である。総じて、「国民国家」の再審をめざす。国際協力を狭く経済に限定することなく、その意味で国際協力論の再構成を試みたい。 |
到達基準 |
国際協力は経済領域のみならず、広く文化・社会・政治のレベルまで及ぶ。端的に言って、本年度のテーマはその前提となるグローバリゼーション(世界化、地球規模化)とは何かについて学ぶ。そして今日、《リベラル・デモクラシーの終焉?》が語られる中、新自由主義型グローバル化が問われ、他方グローバル・デモクラシーのあり様が模索されている。本講義の目的はそうした時代認識を各自がそれぞれ共有することにある。 |
授業内容 |
第一回 イントロダクションーCovid-19 パンデミックの時代 Introduction-The age of Covid-19 pandemic 第二回 新自由主義とはなにか―その歴史 Neoliberalism-its History 第三回 グローバル化とは何か―文化のグローバル化 Globalization of Culture 第四回 経済のグローバル化―グローバル経済論 Globalization of Economics 第五回 政治のグローバル化―国民国家の再審 Globalization of Politics-the retrial of Nation-States 第六回 生物多様性問題―生物多様性条約 The problems of Biodiversity-Treaty of Biodiversity 第七回 気候変動問題 The problems of Climate Change 第八回 SDGsと国際協力 SDGs and international Cooperation 第九回 グローバル・サウス論と南の世界の再編 Global South and reorganization of the South World 第十回 ヨーロッパ統合―EU論 Europe Integration-the theme of EU 第十一回 国際連合と改革論議 International Union and the problems of reform 第十二回 国際人権法の現在 The present of International Human Rights Law 第十三回 国際人道法の歴史と意義 International Humanitarian Law and the history 第十四回 人間の安全保障という課題 The problems of Human Security 第十五回 エピローグ―〈国際協力とグローバル化〉の今日的課題 Epilogue-The actual problems of〈 International Cooperation and Globalization 〉 |
履修条件・関連項目 |
特になし。 |
テキスト・教科書 |
なし。 |
参考書 |
①デヴィド・ヘルド編(中谷義和監訳)『グローバル化とは何か―文化・経済・政治』(法律文化社) ②A.マッグルー編(松下冽監訳)『変容する民主主義―グローバル化の中で―』(日本経済評論社) D.Held (ed.) A globalization in the world? Culture, Economics, Politics. A. McGrew (ed.) The Transformation of Democracy? Globalization and Territorial Democracy. A. McGrew (ed.) The Transformation of Democracy? Globalization and Territorial Democracy. |
成績評価の方法 |
レポート提出による(100%) |
教員から一言 |
出席して、質疑・応答や議論に参加することが望ましい。 |
キーワード |
国際協力・グローバリゼーション・国際化 |
オフィスアワー |
授業直後 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/01/31 16:09:08 |