科目名[英文名]
森林保護学   [Forest protection]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 01rn3076
責任教員 [ローマ字表記]
小池 伸介, 吉田 智弘, 戸田 浩人   [KOIKE Shinsuke, YOSHIDA Tomohiro, TODA Hiroto]
所属 グローバルイノベーション研究院 研究室   メールアドレス

概要
概要:森林では哺乳類,鳥類昆虫、微生物などと環境要因が複雑に関係しながら,生態系として機能しているが、特定の生物が森林に対し突出すると、獣害,病虫害などという被害を起こす.この授業では三つの生物群と気象に分けて被害発生のメカニズムや生物群の特徴について解説し,森林の健全性を維持する管理のあり方について考える。
目標:森林が健全に機能するため,森林の育成・管理と突出した因子となる生物群の特性や被害実態を理解し、それに対応する科学技術を習得する。
到達基準
森林被害を引き起こす生物や環境因子の特性と社会的な背景について学習し、健全な森林を維持するための科学的理論を説明できる。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照のこと。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
10月3日:ガイダンス、小池①「森林施業における鳥獣被害の背景」
10月17日:小池②「森林施業における鳥獣被害とその対策」
10月24日:小池③「シカの過増加が森林生態系に与える影響」
10月31日:吉田①「森林昆虫の生態」
11月7日:吉田②「害虫発生のメカニズムおよび害虫防除」
14日は休み
11月21日:吉田③「樹木・森林の病害、世界的流行病」
11月28日:戸田①「異常気象と森林における気象害の発生」
12月5日:戸田②「森林における気象害の軽減対策」
12月12日:テスト、解説
履修条件・関連項目
森林生態学と樹木学を履修済みで、森林保護・樹木医学実習を同時に履修することが望ましい。
授業時間15 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
特に指定しないが各自で下記の複数の参考書に目を通しておくこと。必要に応じてプリントなどを配布する。
参考書
東京農工大学農学部編「森林・林業実務必携」(朝倉書店)、哺乳類学(東京大学出版)、森林と野生動物(共立出版)、森林微生物生態学(朝倉書店)、「マツ枯れは森の感染症 森林微生物相互関係論ノート」(文一総合出版)、ナラ枯れと里山の健康(林業改良普及双書)、森林保護学(朝倉書店、文永堂出版)樹木医学(朝倉書店)荒木眞之著「森林気象」(川島書店)など
成績評価の方法
森林保護学分野における,獣害(40%),病虫害(40%),気象害(20%)についてのテストをそれぞれ実施し、森林被害を引き起こす生物や環境因子の特性と社会的な背景についての理解を問う。なお,出席が7割以下の者については成績評価をしない。

03年度はS4人, A13人, B4人, C11人, D7人, E1人。
教員から一言
関連科目を系統的に習得あるいは履修すると理解が深まります。講義内容がよく理解できない時は,まず参考文献等で調べてみて,不明な場合は要点を質問表として提出するか,メールで質問して下さい。
キーワード
オフィスアワー
各教員にはメールで連絡を
備考1
 【新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。】
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/09/21 11:39:47