科目名[英文名]
スポーツ健康科学理論   [Sports & Health Sciences]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 01sp1001
責任教員 [ローマ字表記]
福本 寛之, 下田 政博, 田中 秀幸   [FUKUMOTO Hiroyuki, SHIMODA Masahiro, TANAKA Hideyuki]
所属 農学部 研究室 スポーツ健康科学棟104  メールアドレス

概要
大学生活や将来の人生を豊かに健やかに生きていくために,スポーツ・運動が持つ重要な意義や価値を理解することを目的した講義科目である。本講義では,3名の教員が,1)体力トレーニングの原理と運動プログラムの設計法,2)心身の健康とライフスタイル,3)脳と運動について講義する。
到達基準
(1)心身の健康問題とライフスタイルとの関連性を科学的に理解し,生涯にわたって自身の生活習慣の見直しや健康管理に活用できる見識を修得する。
(2)運動処方・体力トレーニングの科学的方法論を学び,自身の運動実践に活用できる見識を修得する。
(3)運動と脳の関係を科学的に理解し,脳科学の知見を自身の生活に活かす見識を修得する。

主な目標(科目別目標一覧対応):
知の開拓能力◎,科学技術系学識◎,文章表現○,課題探求,問題解決○,教養倫理○
授業内容
授業内容は以下のとおりである。教員の講義順は前後することがある。
第1回 序論 -講義概要の説明(オリエンテーション)(担当:田中秀幸)
第2回 体力科学(1):体力の概念,体力発達と体力低下(担当:田中秀幸)
第3回 体力科学(2):体力向上の仕組み,体力トレーニングの原理(担当:田中秀幸)
第4回 体力科学(3):運動やトレーニングの効果,運動とエネルギー代謝(担当:田中秀幸)
第5回 体力科学(4):運動強度,最適運動量の決定方法(担当:田中秀幸)
第6回 健康づくり(1):超高齢社会,健康日本21,健康寿命(担当:下田政博)
第7回 健康づくり(2):身体活動とロコモティブ症候群(担当:下田政博)
第8回 健康づくり(3):食事バランスとメタボリック症候群(担当:下田政博)
第9回 健康づくり(4):ストレス理論(担当:下田政博)
第10回 運動と脳(1):身体動作を制御する脳(担当:福本寛之)
第11回 運動と脳(2):巧みな身体動作と脳活動(担当:福本寛之)
第12回 運動と脳(2):身体動作が認知機能へ及ぼす影響(担当:福本寛之)
第13回 運動と脳(4):現代社会における脳科学の応用(担当:福本寛之)
第14回 まとめ:講義全体内容の復習
第15回 期末試験
履修条件・関連項目
2単位の科目としてスポーツ健康科学科目群に含まれる。
授業時間30時間と課題・レポート作成時間5時間程度に加え,配布資料や紹介した参考書を用いて本学の標準時間に準ずる予習と復習を行うこと。
各学科毎に指定された曜日・時限内で履修すること。
関連科目として,体力学実技(1単位)と生涯スポーツ実技(1単位)がある。
スポーツ健康科学科目群のうち,卒業に必要な単位数は学部学科により異なるので,履修案内を参照すること。
テキスト・教科書
授業中に配布するプリントのほか,スライド,ビデオなどの視聴覚教材を用いることがある。健康や体力の維持・増進手法に関する図書等を読むことを薦める。
参考書
「脳と運動 第2版 ―アクションを実行させる脳― 」,丹治順,共立出版.
「健康論」,UEC健康スポーツ科学部会編,道和書院.
「大学生の健康・スポーツ科学」,大学生の健康・スポーツ科学研究会編,道和書院.
「健康行動理論の基礎 生活習慣病を中心に」,松本千明,医歯薬出版.
成績評価の方法
オープンノート方式の筆記試験 100%
(※オープンノート方式:ノートと資料の持ち込み可.PC等の電子機器類の持ち込み不可).
スポーツ健康科学の基本知識の理解とその応用力を問う筆記試験を行う.
満点に対する得点率に応じて評価する.
S=90%以上,A=80%以上〜90%未満,B=70%以上〜80%未満,C=60%以上〜70%未満,D=60%未満
教員から一言
スポーツや身体運動の持つ現代的意義を理解し,自己の体力・健康状態などを客観的に眺め,大学生活や将来における自分のライフスタイルについて考えてみよう.
キーワード
体力・運動能力,トレーニングと自己管理,適応,恒常性,スポーツの現代的意義
オフィスアワー
可能な限りいつでも対応するが,あらかじめメールでコンタクトを取ることが望ましい.
備考1
各教員の課題については,担当授業日に説明がある.
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/16 13:33:28