科目名[英文名] | |||||
工学基礎実験 [Basic Experiments for Scientific Studies] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 020010 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
室尾 和之 [MUROO Kazuyuki] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部合同授業や学科別クラス、実験実習など様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。 第一部:全学共通プログラム 大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。 第二部:学部独自プログラム 大学に入っての最初の実験として、少し幅広い分野の実験内容を扱います。皆さんが4年生になると、大体は研究室に所属して研究を行います。また、企業に就職して報告書などを書くかもしれません。科学的な実験の進め方やレポートの書き方は、ある程度の共通のやり方があり、これは理系の教養とも言えます。大学にいるうちに、社会に出ても恥ずかしくない教養を身に付けておく必要があります。本授業を自分に必要な知識・技術を身に付ける機会としてください。 クラスコード:kdp36d7 |
到達基準 |
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できること 2) 実験に意欲的に参加していること 実験を充分に予習し、実験内容を充分に理解していること 実験ノートを充分につけていること レポートが一定の基準を満たしていること 下記、成績評価の方法も参照のこと 主な目標(科目別目標一覧対応): 自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯ |
授業内容 |
第一部:全学共通プログラム 第1回 大学を知る 学長、工学部長、農学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など 第2回 本学の社会的取り組み (講義1)持続発展可能な社会の実現を目指した本学の取り組み (講義2)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。 次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。 (講義3)新型コロナウイルス感染症 本学「未来疫学R」からの挑戦 第3回 大学で学ぶ (講義1)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。 (講義2)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、 大学生活を俯瞰的に設計することについて。「問いを立てる」学びについて。 第4回 研究倫理 研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。 第5回 科学博物館見学 本学の歴史や技術創出、産業への貢献を学ぶ。 第二部:学部独自プログラム 第6回 4月22日(金) 1,2限 ※2 実験オリエンテーション 以降全体をグループAとグループBに分けて進行します。 (スケジュールは変更の可能性があり、適宜指示します) 5月5日(金) 1,2限 ※3 グループA(化学実験1:実験器具の取り扱い)・グループB(物理実験1:計測機器の取り扱い) 5月13日(金) 1,2限 ※3 グループA(化学実験2:アスピリンの合成)・グループB(物理実験2:物体の密度) 5月20日(金) 1,2限 ※2 グループA(化学実験3:CO2の状態変化)・グループB(物理実験3:単振動) 5月27日(金) 1,2限 ※3 グループA(化学実験のレポート指導1)・グループB(物理実験のレポート指導1) 6月03日(金) 1,2限 ※3 グループA(化学実験のレポート指導2)・グループB(物理実験のレポート指導2) 6月10日(金) 1,2限 ※3 グループA(物理実験1:計測機器の取り扱い)・グループB(化学実験1:実験器具の取り扱い) 6月17日(金) 1,2限 ※3 グループA(物理実験2:物体の密度)・グループB(化学実験2:アスピリンの合成) 6月24日(金) 1,2限 ※3 グループA(物理実験3:単振動)・グループB(化学実験3:CO2の状態変化) 7月01日(金) 1,2限 ※3 グループA(物理実験のレポート指導1)・グループB(化学実験のレポート指導1) 7月08日(金) 1,2限 ※3 グループA(物理実験のレポート指導2)・グループB(化学実験のレポート指導2) 7月15日(土) 1,2限 ※4 グループA, B(生物実験1:DNA実験) 7月22日(土) 1,2限 予備日 集合場所に関して ※1 8号館0821/0831 ※2 講義棟L0016 ※3 化学実験は先端科学実験棟の化学実験室、物理実験は先端科学実験棟の物理実験室 ※4 生物は先端科学実験棟の化学実験室・物理実験室双方を使用 |
履修条件・関連項目 |
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。 学部独自プログラム:工学部必修科目 |
テキスト・教科書 |
全学共通プログラム:必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。 学部独自プログラム:専用のテキスト1冊(生協で購入)を使用予定 ・化学物理工学科 2022年度 工学基礎実験テキスト |
参考書 |
全学共通プログラム: ・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦 ・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子 学部独自プログラム:テキストの各実験項目に掲載されている |
成績評価の方法 |
全学共通プログラム(16%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。 学部独自プログラム(84%分):出席状況、実験活動、実験ノート、口頭試問、レポート内容を総合して判定する。 詳細は初回オリエンテーション時に説明する。 以下に相当する場合は、本科目評点がD(不可)となる: ①正当な理由のない欠席、②度重なる遅刻、③実験実働不参加、④安全指針遵守違反、⑤1点以上のレポート未提出、⑥レポート提出期日のはなはだしい遅れ、⑦その他実験テキストにて禁止されている事項に該当する場合。 |
教員から一言 |
社会では考える能力が強く求められています。その考える力は、自分で意識しないと身に付かないものです。実験では、いろんなことが起こります。予期しない結果になるかもしれません。でもそれは、必ずミクロな原因につながっています。充分に予習し、結果を具に観察し、その原因を考える癖をつけてください。必ず将来、皆さんの役に立つことでしょう。 |
キーワード |
オフィスアワー |
各学科ごとの開講時間帯中、あるいは実験終了直後(各回の教員) |
備考1 |
4月8日(金)2限 図書館オリエンテーション/科学博物館見学 L1217/科学博物館 4月15日(金)1限 社会的取り組み オンライン 4月15日(金)2限 図書館オリエンテーション/科学博物館見学 L1217/科学博物館 |
備考2 |
コロナ禍の状況により、対面実験、オンライン実験を切り分ける予定 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/05/20 18:23:31 |