科目名[英文名]
工学基礎実験   [Basic Experiments for Scientific Studies]
区分 教養科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 020011
責任教員 [ローマ字表記]
水内 郁夫, 池田 浩治, 髙田 智史   [MIZUUCHI Ikuo, IKEDA Koji, TAKADA Satoshi]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
知の開拓と自主的な学びへの意識の醸成を目的とした大学導入科目と位置付け、内容に応じて学部合同授業や学科別クラス、実験実習など様々な授業形態をとります。本科目は、2部から構成されます。

第一部:全学共通プログラム
大学を知り、大学でいかに学ぶかを考えます。本学の理念・歴史と共に、研究活動に関する理解を深め、学びへの意欲を増進すると共に、大学生活をデザインする意義を理解することを目的としています。

第二部:学部独自プログラム
機械?学の基礎となる物理と化学および計測・測定法に関連した実験項?にしたがい、所属学科で専門領域を深化させるために何が必要なのかを実働実験を通じて理解し、それらをレポートしてまとめプレゼンする基礎的能?を修得することを目的としています。
到達基準
1) 大学での学びを理解し、自身の大学生活を俯瞰的に設計できる。
2) 実験の基礎技術を習得し、科学的なレポート執筆能力、実験結果をまとめ考察し、それをプレゼンする能力を修得する。

主な目標(科目別目標一覧対応):
自主性・自律性◯、リーダーシップ/調整能力◯、知の開拓能力◎、プレゼンテーション◯、課題探求、問題解決◎、教養倫理◯

他目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第一部:全学共通プログラム
第1回 大学を知る
     学長、工学部長、農学部長の講話:「農工大で挑戦してほしいこと」など
第2回 本学の社会的取り組み
     (前半)エネルギー教育地球温暖化と温室効果ガス排出。CO2排出削減を目指す本学の取り組み。
     (後半)プラスチック廃棄削減に向けた本学の取り組み「プラスチック削減5Rキャンパス」。
     次世代人材育成を目指した課題解決策を導く教育・研究活動。
第3回 大学で学ぶ
     (前半)高校と大学での学びの違い。将来を見据えて長期的かつ計画的に授業履修や留学などを考え、
     大学生活を俯瞰的に設計することについて。
     (後半)アイデンティティの確立と学生生活について:青年期のこころの発達。
第4回 研究倫理
     研究者の行動規範と研究不正について概説する。引用、盗用、剽窃について考える。
第5回 科学博物館見学
     本学の歴史や技術創出、産業への貢献を学ぶ。

第二部:学部独自プログラム
第6回 実験オリエンテーション、安全教育
第7回 レポートの書き方講習、【実験】振り子実験
第8回 レポートチェック・口頭試問
第9回 【実験】データマイニング
第10回 レポートチェック・口頭試問
第11回 【実験】防犯センサ
第12回 【実験】ノギス・マイクロメータ
第13回 【実験】燃料電池
第14回 プレゼン講習
第15回 発表会(1)
第16回 発表会(2)
履修条件・関連項目
全学共通プログラム:授業時間10時間に加え、本学の標準時間数に準ずる学習時間を使って授業内容を振り返り、今後の大学生活の設計や履修計画をたてること。
学部独自プログラム:卒業に必要な必修科目に相当します。授業時間60時間に加え、実験のための予習、及びレポート執筆、プレゼン準備等により本学の標準時間数に準ずる学習を行うこと。
テキスト・教科書
全学共通プログラム: 必要に応じて授業内で資料や教材を配布します。
学部独自プログラム: 「工学基礎実験」テキストを生協で販売します。その他の実験向け物品と共に購入しておくこと。
参考書
全学共通プログラム: 
・アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門 (慶應義塾大学出版会) 佐藤望(編著)、湯川武、横山千晶、近藤明彦
・思考を鍛える大学の学び入門ー論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで(慶應義塾大学出版会)井下千以子

学部独自プログラム: 
・テキストの各実験項目に掲載
成績評価の方法
全学共通プログラム(16%分): 毎回提示される記述の課題を総合的に判断します。
学部独自プログラム(84%分): 前提として、①正当な理由のない?席、②度重なる遅刻、③実験実働不参加、④安全指針遵守違反、⑤1点以上のレポート未提出、⑥レポート提出期日のはなはだしい遅れ、⑦その他実験テキストにて禁止されている事項に該当する場合、には成績評価を行いません。主体的な授業参加度40%、実験活動10%、口頭試問10%、レポート・プレゼン内容40%。詳細は第3回のオリエンテーション時に説明します。
教員から一言
実験はただ漫然と出席していれば単位が取得できると勘違いされていることが多いです。実験は『科学総合科?』であり、①テキスト・その他参考書をよく読んで理論・背景を理解し、②実験実働を?い、③実験結果に関し考察してレポートにまとめる、などの一連の作業が要求されます。さらに、実験の準備・後片付け、実働実験中の取組み・参加態度に関しても一定の規範が求められます。
キーワード
全学共通プログラム: 問いを立てる 自律学習 学部独自プログラム:レポートの書き方 プレゼン
オフィスアワー
全学プログラム: 各担当教員から授業内に案内があります。 学部独自プログラム:開講時間帯中、あるいは実験終了直後に居残り回答します。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/04 13:25:54