科目名[英文名] | |||||
経済学 [Economics] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 020021 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
永野 寛 [NAGANO Hiroshi] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
グローバル化やICT等の先端的な科学技術に導かれ、われわれの社会経済は今後一層発展することが期待されている。その一方で、少子高齢化による生産年齢人口の減少は、生産性や潜在成長率の見通しを不透明化するのみならず、社会保障制度の持続可能性に少なからず影響を与えつつある。このように、今日のわれわれの社会経済は非常に複雑な様相を呈している。 本科目では、初めて経済学を学ぶ学生を対象に基本的な理論を学ぶ機会を創出しながら、複雑化する現実の社会経済の正体を浮き彫りにすることを目的としている。課題解決策としての経済学の歴史を振り返るとともに、これからの社会経済システムの望ましいあり方を仮説的に検討していく。 |
到達基準 |
(1)身の回りで発生する経済的な事象のインパクトの大きさや広がりに基づいて、ミクロ経済とマクロ経済の違いを見極められるようになること。 (2)経済学の基本的な分析ツールの有効性を理解し、実際の問題に対して仮説的に適用できるようになること。 (3)これからの社会経済システムがより望ましい形で機能するための諸要件を発見できるようになること。 |
授業内容 |
第1回 オリエンテーション[①授業の進め方、②成績評価方法の説明] 第2回 経済学への初歩的アプローチ[①経済学特有の考え方、②経済学の分析対象領域] 第3回 古典に学ぶ(1)[社会経済システムの根本的な課題] 第4回 基礎的な分析手法(1)[ミクロ経済学とマクロ経済学の違い] 第5回 基礎的な分析手法(2)[①消費者理論、②国民所得論] 第6回 基礎的な分析手法(3)[①生産者理論、②乗数理論] 第7回 これまでのまとめ(1)[課題(1)] 第8回 より進んだ分析手法(1)[市場均衡論] 第9回 より進んだ分析手法(2)[総需要-総供給理論] 第10回 より進んだ分析手法(3)[産業連関分析] 第11回 古典に学ぶ(2)[公共性] 第12回 将来の展望(1)[ICT等先端的な科学技術のインパクト] 第13回 将来の展望(2)[グローバル化とリスクマネジメント] 第14回 これまでのまとめ(2)[課題(2)] 第15回 まとめ 期末テスト |
履修条件・関連項目 |
授業時間 30 時間と課題作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
ジョセフ E. スティグリッツ、カール E. ウォルシュ、他『スティグリッツ入門経済学(第4版)』東洋経済新報社、2012年。 |
参考書 |
(1)宇沢弘文『経済学は人びとを幸福にできるか』東洋経済新報社、2013年。 (2)宇沢弘文『社会的共通資本』岩波書店、2000年。 (3)アダム・スミス著、大河内一男訳『国富論』中央公論新社、1978年。 (4)J. R. ヒックス著、花輪俊哉・小川英治訳『貨幣と市場経済』東洋経済新報社、1993年。 |
成績評価の方法 |
定期試験(50%)、課題等(50%)により、上記目標の達成度を総合的に評価する。 |
教員から一言 |
経済学は少々わかりづらいところがありますが、徐々に理解を深めながら、将来のご活躍につなげていってください。 |
キーワード |
ミクロ経済学、マクロ経済学、需要、供給、経済成長 |
オフィスアワー |
質問や要望等、何かございましたら、出欠の確認や授業課題の提出時に限らず、適宜ご遠慮なくお寄せください。 |
備考1 |
新型コロナウイルス感染の影響による授業スケジュール等の変更については、本科目のクラスルームでご確認ください。 |
備考2 |
依拠する情報の出所[参考文献]を明らかにしながら学習を進めていってください。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/10 20:05:03 |