科目名[英文名] | |||||
マーケティング [Marketing] | |||||
区分 | 教養科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 020252 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
吉村 隆一郎 [] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目は、グローバル展開科目群の教養発展科目として開講され、実務経験のある教員による授業科目である。 担当教員は、技術者としてパイオニア株式会社に入社、新商品の開発を担当した後、企画部門へ異動、以下のマーケティング実務経験と実績を有する。 ・ DVD規格策定機関「DVDフォーラム」に会社代表として参加、DVDビデオ規格を策定 ・ I T /民生機器の事業企画部門(責任者)として新商品開発及び新市場開拓におけるマーケティング活用経験 ・ 新規事業開発部門における先端技術を活用した新事業開発プロジェクトの経験 ・ 東京都主催のベンチャー育成機関「青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)」に大企業メンターとして参加(第1期―第8期)、延べ50社を超えるベンチャー企業に対し事業戦略に関するメンタリングを実施。 これらの経験を元に技術者として必須なマーケティング知識を提供するとともに、新商品開発や新規事業開発のプロセスをグループワークで疑似体験する事で、技術者としてのマーケティング知識の必要性が実感できる授業を行う。 具体的には、理系人材が陥りやすい「正解探し」がマーケティングには通用しない事を実体験し、マーケティング担当者が発見した顧客のニーズ(不満足)を解決するため、技術者としてシーズ(技術)を活用する必要がある。 その為に、技術者として発見された顧客ニーズを深く理解し、マーケティング担当者と同じ目線で会話し協業することで、売れる商品を作り上げていく事ができる。 本科目では、理系人材がマーケティング担当者と対話や協業するために最低限必要な素養を身につける事を目的とする。 マーケティング実務演習で主に取り扱うテーマは下記の通り。 ・ 情報処理機器(コンピューター、スマートフォン、タブレット 等) ・ 音楽産業(CD、オーディオ機器、音楽配信サービス 等) ・ 映画産業(映画制作、DVD、映像機器、映像配信サービス 等) Google Classroomのクラスコード:535m6nh |
到達基準 |
技術者として必要なマーケティング知識を身につける事。 具体的には、 ・ STP、4Pなどマーケティング担当者が使う最低限のフレームワークを理解できる事 ・ それらのフレームワークを用いて身近な商品の分析ができる事 ・ 新規事業開発を行うための手法(JOB理論、デザイン思考等)を理解できる事 ・ マーケティング手法を活用した分析・検討にグループで取り組み、結果を論理的に説明できる事 科目別目標: 知の開拓能力、 コミュニケーション、 プレゼンテーション、 課題探求・問題解決 |
授業内容 |
1 はじめに 1.1 理系にとってのマーケティングとは? 1.2 マーケティングの発想の経営 2 マーケティングの世界 2.1 マーケティング論の成り立ち 2.2 マーケティングの進化と使い方 3 マーケティングの基礎 3.1 マーケティングの基本概念(STPと4P) 4 製品のマネジメント(4Pの1) 5 価格のマネジメント(4Pの2) 6 広告のマネジメント(4Pの3) 7 チャネルのマネジメント(4Pの4) 8 実務演習(事業分析) 9 販売活動のマーケティング 9.1 営業のマネジメント 9.2 サプライチェーンのマネジメント 10 ブランドのマーケティング 10.1 ブランドの構築 10.2 ブランドの管理 11 新規事業開発① 11.1 新規事業開発の目的 11.2 ハイテク事業の栄枯盛衰(光ディスク産業) 12 新規事業開発② 12.1 新規事業開発手法のあれこれ 12.2 事業開発演習の進め方 13 実務演習①(新規事業開発) 13.1 グループワークによる事業開発演習1/2 14 実務演習②(新規事業開発) 14.1 グループワークによる事業開発演習2/2 14.2 事業計画書の作成 15 ラップアップ 15.1 事業計画の発表 15.2 マーケティング学習の勧め |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え、授業で配布する教材や後述の参考書を使って本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
石井 淳蔵 『1からのマーケティング<第4版>』 (碩学舎) |
参考書 |
小川 孔輔 『マーケティング入門』 日本経済新聞出版 |
成績評価の方法 |
知る(30%): 講義の受講、講義中の質問・アンケートへの参加 理解する(30%): 講義の最後に配布するミニッツレポートの提出、記載内容 活用できる(40%): 実務演習への参加状況、宿題レポートの内容(主張の明確性、根拠の論理性) |
教員から一言 |
企業実務において、マーケティング知識は共通言語です。 この講義を受講する事で理系人材として企業活動を行う際に最低限必要なマーケティング知識の学習を身につけてもらいたいと思っています。 |
キーワード |
3C、STP、4P、SWOT、ビジネスモデル、マーケティング戦略、マーケティングミックス デザイン思考、JOB理論、ビジネスモデルキャンパス(BMC) |
オフィスアワー |
授業の開始前または終了後に質問を受け付ける |
備考1 |
講義内容および講義スケジュールは進行状況に応じて変更する可能性がある。 |
備考2 |
履修人数を調整するため、1学期開講の本科目は3年生以上の受講を推奨し、2年生は3学期開講の同科目を受講することを推奨します。推奨される学期での履修が困難な場合は、2年生が1学期に、3年生以上の学生が3学期に履修することも可能です。 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/02 14:47:07 |