科目名[英文名] | |||||
微生物学 [Microbiology] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 021108 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
田中 剛 [TANAKA Tsuyoshi] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
<目的>微生物学は、1年次後期から学ぶ分子生物学、細胞生物学への誘導科目である。この講義は専門基礎科目として、歴史的な背景を元にした微生物学の成り立ちから、分類学、環境微生物学、遺伝子工学、微生物による有用物質生産、微生物の感染制御といった広範な微生物学の基礎を習得することを目的とする。 <概要>微生物の分類や微生物の実験手法を中心とした基礎微生物学と、地球規模での物質循環における役割や有用物質生産、疾病との関連などの応用微生物学を講義する。各回の授業において授業内容のプリントを配布すると共に、その回の授業内容の理解を深めるための演習を課すので、予習・復習 にも活用して、微生物学の基本的な考え方や専門用語を習得してほしい。 <Google Classroom クラスコード>io62i3i |
到達基準 |
以下の項目について、理解・説明ができること。 (1)生物学及び微生物学の歴史的な成り立ち (2)微生物の分類 (3)地球規模での物質循環における微生物の役割 (4)微生物の遺伝子工学的手法 (5)微生物を利用した有用物質生産、微生物と疾病との関係性 この科目はディプロマポリシーの観点Aに対応づけられている。 |
授業内容 |
第 1回 分子生物学の基礎を学ぶ(生物学、微生物学を学ぶ意義) 第 2回 歴史的基礎 第 3回 顕微鏡の歴史と原理(明視野、暗視野、位相差、微分干渉、蛍光など) 第 4回 微生物とウィルス1 第 5回 微生物とウィルス2 第 6回 細胞増殖と培養(菌数計測法、微生物実験手法) 第 7回 進化とは何か? 第 8回 復習、中間試験 第 9回 分類学1 第10回 分類学2 第11回 環境微生物学(物質循環と微生物、微生物の分布) 第12回 微生物の改良(突然変異、遺伝的操作、細胞融合) 第13回 有用物質生産(飲食品、糖、アミノ酸、抗生物質、酵素、ポリマー、燃料) 第14回 疾病に関係する微生物学 第15回 まとめ、期末試験 |
履修条件・関連項目 |
専門基礎科目の「分子生物学Ⅰ」、「分子生物学Ⅱ」、「細胞生物学Ⅱ」、および専門科目の「蛋白質科学」、「細胞再生工学」、「マリンバイオテクノロジー」を履修するためには、この講義を履修していることが望まれる。 授業時間30時間に加え、配布したプリントや参考書を参照し、授業毎に行う演習の復習を行うことによって、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。 |
テキスト・教科書 |
講義内容に関連するプリントを配布する。 |
参考書 |
ブラック 微生物学 第2版(丸善株式会社) |
成績評価の方法 |
演習(20%)、中間試験(40%)、期末試験(40%)の成績により評価を行う。 |
教員から一言 |
広く生物学の歴史的な背景から微生物学を中心とした知見を学習し、生命工学の最先端の研究を担う上での基礎学力をしっかり身につけてもらうことを目指しています。 |
キーワード |
基礎/応用微生物学、分類学、遺伝子工学、食品工学、感染制御、環境微生物学 |
オフィスアワー |
講義後に質問など随時対応する。電子メールでの質問も可とする。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/04/04 16:49:48 |