科目名[英文名]
工学基礎数学   [Fundamental Mathematics for Engineering]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 021201
責任教員 [ローマ字表記]
三沢 和彦   [MISAWA Kazuhiko]
所属 工学部 研究室 工学部4号館5階513  メールアドレス

概要
生体医用システム工学科でこれから履修する科目に登場する数学の考え方について、その科学技術における意味と役割を理解することを目的として講義と演習を行う。単に数学を道具として計算問題が解ければよい、という動機付けからではなく、様々な現象を数学的に表現する練習を積むことによって、生体医用システム工学の専門科目や卒業研究にも役立つ基礎力を身につける。
到達基準
? 微分積分の科学技術における意味と役割を説明できる
? 状態が時間に依存する現象を方程式で表現し、現象の時間変化を説明できる
? 状態が時間と座標に依存する現象を方程式で表現し、現象の時間・空間変化を説明できる
授業内容
第1回 4月7日 「微分の科学技術における意味と役割」
第2回 4月14日「人体の動きを運動方程式で説明してみよう
           -垂直跳びと歩行運動-」
第3回 4月21日「力学現象の微分方程式と2階同次定係数線形微分方程式」
第4回 4月28日「細胞膜のはたらきを電気回路の方程式で説明してみよう
           -細胞膜電位-」
第5回 5月12日「電磁気学現象の微分方程式と2階非同次定係数線形微分方程式」
第6回 5月19日「体内を伝播する音波を波動方程式で説明してみよう」
第7回 5月26日「2階同次・非同次定係数線形微分方程式を解く」
第8回 6月2日 「総合演習1で自分の理解度を確かめてみよう」
第9回 6月9日 「電磁気学法則を積分で表してみよう
           -電荷の作る電場、電流の作る磁場、電磁誘導起電力-」
第10回 6月16日「線積分とその微分形 -ストークスの定理-」
第11回 6月23日「面積分とその微分形 -ガウスの定理-」
第12回 6月30日「電荷の保存則 -密度とフラックス-」
第13回 7月7日 「体積分とその微分形」
第14回 7月14日「ベクトルの微分演算に慣れよう」
第15回 7月21日「総合演習2で自分の理解度を確かめてみよう」
履修条件・関連項目
特になし
テキスト・教科書
Google Classroomで予習復習教材を配信します。
参考書
本講義前半部分の講義教材作成にあたって担当教員が使用した参考書

「ヴィジュアルガイド物理数学 1変数の微積分と常微分方程式」前野昌弘(東京図書)
「物理数学入門II 微分方程式と複素関数」Chun Wa Wong(丸善)
「生物学と医学のための物理学」Paul Davidovits(共立出版)
「Physics in Medical Diagnosis」T. A. Delchar(Chapman & Hall)
「医療系のための物理」佐藤幸一・藤城敏幸(東京教学社)
「秘伝の微積物理」?山均(朝倉書店)
「道具としての微分方程式」(ブルーバックス)斎藤恭一(講談社)
「超入門 微分積分」(ブルーバックス)神永正博(講談社)
「ウイルス感染と常微分方程式(シリーズ・現象を解明する数学)」岩見真吾 他(共立出版)
「数学で物理を」武部尚志(日本評論社)
「微分が本当によくわかる本」細野真宏(小学館)
「医用工学の基礎」土肥健純(東京電機大学出版局)
「だれでもわかる微分方程式」石村園子(講談社)
「やさしく学べる微分方程式」石村園子(共立出版)
成績評価の方法
毎回の講義時間中で行う確認テスト、講義終了時に提示される課題の提出により基礎点の評価を行う。第8回 6月2日および第15回 7月21日での総合演習時間内に出題される試験により加点の評価を行う。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
Google Classroom上で随時質問等を受け付けます。
備考1
Google Classroomクラスコード
u4hsvbg
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/24 12:55:25