科目名[英文名]
応用化学入門   [Introduction to Applied Chemistry]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 021301
責任教員 [ローマ字表記]
帯刀 陽子   [TATEWAKI Yoko]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】本講義は,高校における「化学基礎」および「化学」のこれまでの基礎的知識をもとに応用化学科において化学を学ぶうえでの基礎力 (読む・聴く・書く), および意見交換できる力を身につけることを目的に,基礎統計学の講義を行う。また,応用化学科の各教員がどのような社会的問題意識を持ち、研究活動を行い、その研究成果がどのように社会還元されているかなどを理解し、当該学科で学ぶ意義を動機づけることが目的である。このためアクティブラーニングの要素を取り入れた少人数でのグループワークに取り組む。

【概要】この科目は、大学生活と自己学習に必要な情報・図書館オリエンテーション、応用化学科における各研究室の研究内容の紹介を行い、学科に対する理解を深めた上で、実験データや統計処理に必要な基礎統計学に関する処理方法、グループワークによる調査研究、討論および発表により構成されている。なお、グループワークは少人数教育であるため、2週間を単位として、各教員をローテーションし、教員が提示したテーマに基づいて調査を行い、調査結果の発表と討論を行う。

クラスコード(ガイダンス用)
y6ovw7m
到達基準
基礎統計学: データを基に解釈を加える際に必要なコンセプト(バラツキ, ずれ,繰り返し性など)を理解できる。
グループワーク: 和文,欧文の著作物などからの化学に関する情報を得られるようになるとともに,把握した内容を他人に的確に伝え,議論できるようになる。

本学科のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第1回〜第2回 情報オリエンテーション, 科学博物館見学,図書館オリエンテーション

授業時間の第3回と第4回は,新入生科目に充てられるが,その代わりに新入生拡大オリエンテーションの一部で,研究室で行われている研究の紹介に対する議論などを行う。

第5回 ガイダンスとグループワークの概要説明

第6回〜第7回 基礎統計学
 バラツキ(分布), ずれ(偏差), 繰り返し性(確率, 冗長性)など, データを扱う上で必要なコンセプトを学ぶ。

第8回〜第15回 グループワーク
 学生を8人程度のグループに分け,各グループに1名ずつ配置された教員とともに学ぶ。基本的に2回の授業を一つの単位とし,異なる教員のもとで別の内容によるグループワークを複数回行う。
 各グループワークでは,なぜ私たちは化学を学ぶのかを主体的に意義づけるため、図書や研究論文をもとに,内容についての紹介や他の受講生との議論を通して理解を深める。具体的な内容については各教員から指示されるがアクティブラーニング形式で開講される。
履修条件・関連項目
学科専門基礎科目に区分され,必修科目である。
授業時間に加え,指示された資料などを参照し,本学の標準時間に準ずる予習と復習や調査を行うこと。
テキスト・教科書
各教員から指示される。
参考書
各教員から指示される。
成績評価の方法
講義および各グループワークでの評定から総合的に評価する。評価基準はルーブリックにより事前に周知する。なお原則,全講義・グループワークへの出席を成績評価の前提とする。ラボワークでは、事前に配布されたルーブリック評価票に学籍番号、氏名を記入の上、1回目のラボワーク時に担当教員に提出すること。これを失念すると評価対象外になることがあるので注意してください。

2021年度の成績分布は、A(95%)、C(4%)、D(1%)である。
教員から一言
この科目には多くの内容とワークが含まれているが、大学において化学を学ぶ意義を見出しすとともに、今後の実験や研究に活かすスキルを身につけてほしい。
キーワード
オリエンテーション、基礎統計学、アクティブラーニング、グループワーク
オフィスアワー
各教員から指示される。
備考1
オリエンテーションはC1およびC2のクラス別に実施します。また、少人数講義のグループ編成はガイダンス時に発表されます。また、再履修生もクラス編成と説明を行うのでガイダンスに必ず出席のこと。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/04/05 21:02:32