科目名[英文名]
ケミカルエンジニアリング基礎   [Fundamentals of Chemical Engineering]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 14  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 021412
責任教員 [ローマ字表記]
稲澤 晋, 滝山 博志   [INASAWA Susumu, TAKIYAMA Hiroshi]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
**本講義のclassroomコード jo6jcne **

目的 
化学工学は、「平衡」と「変化速度」を定量的に扱い、その結果を現象解析、装置設計、操作設計、制御等に活用することを基本としている。本講義では、その基礎となる「平衡」と「変化速度」に関する法則と考え方を学ぶ。

概要 
物質が自然界の中で安定に存在する状態(平衡)とは何か、物質の状態が変化しようとする速度とそれをもたらす駆動力は何かについての基本的な考え方とそれに関する自然界の法則を学習する。平衡の概念と速度の概念を学んだ後、物質(成分濃度)、運動量(流れ)、熱(エネルギー)の3つの物理量が関係する移動現象および移動速度の表現方法とその活用法について学習する。
到達基準
物質が自然界の中で安定に存在する状態(平衡)とは何か、物質の状態が変化しようとする速度とそれをもたらす駆動力は何かについての基本的な考え方とそれに関する自然界の法則を理解すること。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。
授業内容
授業内容
履修のポイント:身近におきる現象についての自然の法則を理解することがポイント。

第1回 - 第8回 担当:稲澤
第9回 - 第15回 担当 : 滝山

第1回 化学工学とは
第2回 物質収支
第3回 エネルギー収支
第4回 流体1 (管内流れ、エネルギー収支、物質収支)
第5回 流体2 (レイノルズ数、層流乱流)
第6回 伝熱(伝導伝熱)
第7回 伝熱(対流、放射、熱交換)
第8回 中間試験
第9回 ケミカルエンジニリングで何ができるか
        後半の概要(現象を数式で理解する意味)
第10回 化学”プロセス”の物質収支[復習](循環・反応有り)
第11回 平衡分離操作の考え方(気液平衡と蒸留)
第12回 分離操作(蒸留単位操作の入門)
第13回 液液平衡と抽出(多成分相図の見方)
第14回 分離操作(抽出操作の入門)
第15回 期末試験[Online定期試験実施日]
履修条件・関連項目
以下のgoogle classroomに登録すること。講義の連絡は全てclassroom経由で行います。
テキスト・教科書
ベーシック化学工学(橋本健治)化学同人(2012)
参考書
成績評価の方法
主に中間試験と定期試験。毎週の講義で実施した演習やレポート等の回答も評価する。
中間試験と定期試験の成績を80%、演習やレポート点を20%の割合。成績はS, A, B, C, Dで評価し、Sは90点以上、Aは80以上90点未満、Bは70以上80点未満、Cは60以上70点未満、Dは60点未満で、達成度の合格ラインはC以上の60点以上とする。
教員から一言
「覚える」から「考えて理解する」の学習の仕方へ。予習と復習をし、自然現象に秘められた法則を知って、それを使って現象を理解するという考え方を身につけてほしい。
キーワード
収支、反応速度、移動現象の基礎、相似則、流れ、流体輸送、伝熱(伝導、対流、放射)
オフィスアワー
月曜日12:00-13:30
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/10/05 15:09:50