科目名[英文名]
生命工学実験Ⅰ   [Experiment for Biotechnology and Life Science Ⅰ]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 4 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 022176
責任教員 [ローマ字表記]
平田 美智子, 一川 尚広   [HIRATA Michiko, ICHIKAWA Takahiro]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
授業の到達目標及びテーマ
生命工学科2年次の関連科目の習得に伴った、工学の研究に必要な実験技術の基礎を学ぶ。バイオテクノロジーの諸分野で必要とされる基本的な実験手法について学ぶと共に実験に対する心構えや正しい考え方を養う事を目的とする。内容は有機化学実験・物理化学実験、分子生物学実験・生物化学実験及び機器分析実験のテーマを行う。

授業の概要
生物化学実験・分子生物学実験ではタンパク質精製や酵素の特性検討などを行う。有機化学実験・物理化学実験では、分光光度法の利用の仕方、反応速度論、酸化還元電位の測定法などを学ぶ。機器分析実験では、液体NMR測定法や赤外分光光度計による測定法などを学ぶ。

クラスコード:2mtrolh
到達基準
生命工学関連分野の研究を行う上で必要な基礎技術を習得するとともに、分野融合させた実験を体験することでグローバルな視野を身につけること。また、本実験を通して、実験に対する心構えやノート、レポートの書き方など、研究を行う上で必要な基礎能力を身につけること。
授業内容
授業計画
第1回 実験概要の説明・安全講習・実験器具の確認など
第2回 藍藻のフィコシアニン蛋白質の精製(細胞破壊〜イオン交換カラムの調整)
第3回 藍藻のフィコシアニン蛋白質の精製(試料の添加〜タンパク質量の計測)
第4回 酵素(グルコース脱水素酵素)の基質特異性の検討
第5回 酵素(グルコース脱水素酵素)の温度特性について
第6回 酵素(グルコース脱水素酵素)の熱失活
第7回 可視吸収スペクトルからのメチルレッドのpK値の測定
第8回 エステルの加水分解反応速度定数と反応の活性化エネルギーの測定
第9回 電位差滴定による酸化還元電位の測定
第10回 分光電気化学測定による酸化還元電位の測定
第11回 相転移
第12回 熱転移
第13回 液体NMRの測定と解析とIR(赤外吸収)分光計の測定と構造解析
第14回 MS(質量分析計)の測定と構造解析
第15回 未知検体の同定
履修条件・関連項目
関連分野の授業の知識がある事。
テキスト・教科書
生命工学実験Ⅰテキスト
参考書
項目に応じて必要時に指示
成績評価の方法
実験活動、実験ノート、レポート課題等による総合評価
全日程終了後に成績評価を行う。
教員から一言
生命工学の研究に必要な実験技術と理論体得を、実験操作を通して理解してもらいたい。また、実験の楽しさを理解してもらうために、各自積極的に実習操作へ望んでもらいたい。
キーワード
有機化学,分子生物学,生化学,化学,機器分析・計算機
オフィスアワー
適宜指定する。
備考1
有機化学・物理化学実験I、分子生物学・生化学実験I、機器分析実験の3つのテーマをグループのローテーションにより実施する。
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2022/04/05 15:19:29