科目名[英文名]
環境物質化学概論   [Environmental Chemistry]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 022360
責任教員 [ローマ字表記]
伴 雅人   []
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
地球環境の構成要素(大気・土壌・水)における諸問題を化学物質・現象から理解し、環境汚染物質に関する基礎を修得するとともに、化学物質の応用である材料(工学)の視点から課題解決策を考察・議論できる力を身につける。
到達基準
(1)地球環境における諸問題を化学の視点から説明することができるようになる。
(2)地球温暖化・エネルギー・廃棄物問題の現状と課題が理解できるようになる。
(3)環境汚染物質の種類と環境リスクについて説明することができるようになる。
(4)環境問題に対し個人レベルで何をすべきなのかという意識を持つようになる。
授業内容
1. 環境化学とは? 〜化学物質・材料(工学)を視点として〜
2. 構成要素・大気環境の化学
3. 構成要素・陸地(土壌)環境の化学
4. 構成要素・水環境(陸水)の化学
5. 構成要素・水環境(海)の化学
6. 地球環境問題(温暖化を中心に)
7. エネルギー資源問題
8. ゴミ・廃棄物問題(プラスチックゴミを中心に)
9. 環境汚染物質の種類と生態系への影響
10. 化学物質(1)脂溶性物質(DDT・PCB・ダイオキシンなど)
11. 化学物質(2)環境ホルモン
12. 化学物質(3)マイクロプラスチック
13. 化学物質(4)ナノマテリアル
14. 化学物質の環境(健康・生態)リスク評価
15. まとめ 〜環境倫理まで考えてみる(我々は何をすべきなのか?)〜
履修条件・関連項目
特にありませんが、化学・物理現象に関する簡単な計算を随時に行いますので、そのつもりでいてください。
テキスト・教科書
講義に必要な資料は随時配布します。
参考書
庄司良、下ヶ橋雅樹『基礎からわかる環境化学』森北出版(2018)
レイチェル・カーソン『沈黙の春』新潮社(1974)
シーア・コルボーン他『奪われし未来 増補改訂版』翔泳社(2001)
チャールズ・モア『プラスチックスープの海』NHK出版(2012)
成績評価の方法
小テスト(40%)および期末テスト(60%)により評価する。
教員から一言
第2回から第14回まで毎回授業の最後に簡単な小テストを行い理解度の確認を行います(その次の回の最初に講評します)。
オンラインで行うため一方通行な講義となってしまうことを懸念しますが、皆さんからなるべく多くの声(応答や質問など)を出していただき、双方向な授業にできればと思いますので、協力をお願いします。
キーワード
環境汚染物質、地球環境問題
オフィスアワー
質問の連絡方法については授業時間中に指示します。
備考1
Google classroom クラスコード xfhdcc2
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/09/26 13:03:29