科目名[英文名] | |||||
物理化学演習 [Exercises in Physical Chemistry] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 022367 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
帯刀 陽子 [TATEWAKI Yoko] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、応用化学の分野では必要不可欠である物理化学を演習形式で学ぶことができる。内容は物理化学I、IIに沿っており、エンタルピー、エントロピー、ギブズエネルギーという新たな概念を学び、更に、様々な物質の状態や平衡、分子運動、化学反応速度が中心です。本科目は、応用化学科カリキュラムにおいて、「専門基礎科目」の「物理化学」に区分され、物理化学の項目に関する演習問題を幅広く解き、解答から解説までの流れを通じて実践的な学力を身につけることを目標とする。 クラスコード y6vf2z5 |
到達基準 |
演習問題を通じて、様々な数式やその意味について理解を深め、熱力学的な平衡論、平衡電気化学の基礎を身につけることができる。相平衡(一成分系・多成分系)、化学変化を伴う化学平衡を理解することができる。 本科目のディプロマポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照すること。 |
授業内容 |
1:気体の状態方程式(気体の状態方程式の利用) 2:完全気体と実在気体(実在気体と実在気体の凝縮) 3:熱力学第一法則I(エネルギー保存の法則、エンタルピー) 4:熱力学第一法則II(熱化学、エンタルピー) 5:熱力学第二法則I(エントロピーを用いる自発変化) 6:熱力学第二法則II(エントロピーを用いる自発変化) 7:熱力学第二法則III(ヘルムホルツエネルギー、ギブズエネルギー) ★:第1回から6回のまとめ 定期試験 8:純物質の物理的な変態(相図、相の安定性と相転移、液体の表面) 9:単純な混合物(混合物の熱力学、溶液の性質、活量) 10:相図(相・成分、二成分系、いろいろな相図) 11:化学平衡(自発的な化学反応、ルシャトリエの原理、酸と塩基) 12:平行電気化学(溶液中のイオンの熱力学、電池、標準電位とその応用) ★:第8回から14回のまとめ 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
物理化学Ⅱも併せて習得するのが望ましい。演習問題の傾向は前期の物理化学Iと関係していて、物理化学IとIIの講義科目に沿った内容です。授業時間及びその準備にかかる時間に加え、本学の標準時間数に準ずる自己学習が必要である。 |
テキスト・教科書 |
アトキンス物理化学(上巻)。演習問題は、主にアトキンス章末問題から出題する。 |
参考書 |
図書館にある物理化学に関する書籍を参考にしてください。 |
成績評価の方法 |
平常点:演習問題の提出20% ■毎回の小テスト、宿題について評価する。出来、不出来も問う。各回における、様々な数式やその意味について理解していることを評価のポイントとする。 定期試験:中間試験(第7回目に実施)40% ■熱力学第一法則I、熱力学第一法則IIを説明でき、熱力学的な平衡論に関する理解を評価のポイントとする。 定期試験:期末試験(第15回目に実施)40% ■相平衡、化学変化を伴う化学平衡を理解し、様々な状態を熱力学的に説明できることを評価のポイントとする。 以上の内容で判断する。 【過去の成績分布】 2021年 S:10%,A:20%,B:40%,C:20%,D:10% |
教員から一言 |
演習問題を通じた実践的なトレーニングです。これまでの物理化学の理解度がより高まるはずである。物理化学は、皆さんの将来の研究生活の基礎となる重要な科目であるため、今のうちにしっかりと努力して身につけておいて下さい。 |
キーワード |
状態方程式、実在気体、熱力学第一法則、熱力学第二法則、ギブズエネルギー、相、相転移、相図、平衡、電気化学、拡散、イオン移動、化学反応速度 |
オフィスアワー |
4-106室にて随時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~tatewaki/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/10/06 21:38:19 |