科目名[英文名]
化学物理工学実験Ⅰ   [Undergraduate Laboratory in Applied Physics and Chemical Engineering I]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 通年 
授業形態 通年  時間割番号 022467
責任教員 [ローマ字表記]
稲澤 晋, 宮地 悟代   [INASAWA Susumu, MIYAJI Godai]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
目的:化学と物理は現象を理解し制御する上で不可欠である。本講義では、基本的な化学現象を対象に、現象の観察方法、測定方法、測定データの解析方法、および解析結果に対して論理的な解釈を行う考察力を身につける。加えて、各テーマ毎に課されるレポート作成を通じて、報告書としてまとめる力を身につける。

概要:化学物理工学実験 I では化学・物理に関する項目の内、主に化学基礎・物理化学に関する実験を題材とする。化学基礎に関して有機合成・遺伝子操作・酵素反応解析を、物理化学に関しては吸着平衡・酸化還元・固液平衡・電気化学に関して学ぶ。事前に、当該項目に関する関連知識の収集を行い、実験操作の確認を行う。

Classコード:xc5e2zi
到達基準
・実験方法を理解し自ら操作を行って実験データを取得すること。
・実験で観察した現象を理解し、必要な解釈/考察を加えられること。
・自分が行った実験を内容の不足なくレポートととしてまとめ提出すること。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。
授業内容
本科目は、履修学生をグループに分け、グループ毎に実験を行う。また同時並行で開講する化学物理工学実験II(物理基礎・電気回路)と相互に乗り入れ、実験を進める。グループ毎に実験を行うテーマの順番が異なるが、一例を挙げると以下の通りである。
(各グループ毎の実験順番は、ガイダンスの際にお知らせします。)

第1回 ガイダンス 実験を行うに当たっての諸注意(実験ノートへの予習、実験中の安全確保)
第2回 有機合成 安息香酸メチルの合成
第3回 有機合成 m-ニトロ化安息香酸メチルの合成
第4回 酵素反応 α-アミラーゼによる加水分解反応
第5回 酸化還元 チオ硫酸ナトリウム溶液を用いた滴定、定量
第6回 吸着平衡① 活性炭へのメチレンブルーの吸着現象
第7回 吸着平衡② 吸着量の定量評価と吸着等温線
第8回 力学 振動現象① 質点の減衰振動
第9回 力学 振動現象② 電流の減衰振動
第10回 力学 振動現象③ 電流の強制振動
第11回 真空工学① コンダクタンスの測定
第12回 真空工学② 蒸気圧曲線の測定
第13回 真空工学③ 真空蒸着による薄膜作製
第14回 提出されたレポートへの指導日(および実験予備日)
第15回 提出されたレポートへの指導日(および実験予備日)
履修条件・関連項目
本学科の必修科目である。学習内容は、本学の標準時間数に準じている。
テキスト・教科書
化学物理工学実験I,IIテキスト(生協で販売)
参考書
成績評価の方法
「ガイダンスを含めた全ての実験に遅刻なく出席すること」と「全ての実験テーマに対してレポート(再レポートを含む)を提出すること」を満たさない場合は、当該学生の成績評価を行わない。成績評価は、実験に取り組む態度(実験内容の予習を含む)(2割)およびレポート内容(8割)で評価する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
月曜日11:00-12:45 その他、教員が在室していれば随時対応する。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/21 10:37:30