科目名[英文名] | |||||
機械設計Ⅰ [Fundamental and Practice of Machine Design] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 022572 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安藤 泰久 [ANDO Yasuhisa] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【 クラス コード:d5tbzta 】 機械工学科の学生として、機械部品に関する知識や、設計に関する基本的な考え方を知る必要があります。4年生以降に研究室に所属したり、将来、会社に入ったりすると、自分で機械を設計しなければならない場面に遭遇します。あるいは、直接機械の設計を行わなくても、機械を扱ったりトラブルを解決したり、同僚や先輩、顧客などと打合せをするときに、設計に関する知識が必要とされることがあります。農工大の機械工学科の出身ということで、周りから設計の知識を期待されることも多くなります。 本講義では、汎用的な機械に使われている軸受や歯車、ねじ等の代表的な機械要素の仕組みや働きを理解し、部品や機械の設計に必要な規格や部品の選定方法などについて学びます。 まだ、各回の授業に関係した課題を出すことで、自分で調べて学ぶ姿勢を身につけてもらうようにします。また、授業中に何人を指名し、自分で調べてきた課題について発表してもらうことで、プレゼンテーションの練習もしてもらいます。 成績は、課題と期末試験によって決めます。 航空宇宙エネルギーコースの専門科目に該当する |
到達基準 |
【目標】 設計の重要性を理解する 設計に必要な知識を得る(どのような知識が必要かを知る) 自分で課題を調べる方法を学ぶ プレゼンテーションのスキルを身につける 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
1. ガイダンス 授業の進め方、課題の提出方法 2. 機械の設計 機構、機械要素、設計製図、製品開発の流れ、力と仕事、動力、圧力、モーメント、安全性 3. 規格、公差 JIS、ISO、公差、標準数、はめ合い、寸法精度/形状精度、表面性状(粗さ、うねり) 4. 材料の選定、強度と安全率 強度とばらつき、切り欠き係数/応力集中、静荷重/繰り返し荷重、疲労、腐食(課題:工作機械の種類を調べる) 5. 軸、継ぎ手 軸の剛性、ねじり剛性、危険速度、キー、スプライン、継ぎ手、等速ジョイント、クラッチ 6. ねじ、締結部品 ねじの規格、ねじの種類、ねじの力学、有効面積、締め付けトルク、強度、疲れ、ゆるみ止め 7. 設計における摩擦のとらえ方 摩擦の力学、摩擦係数は定数か?、摩擦係数の標準値と見積、摩擦を利用した機構、摩耗、摩擦に起因する事故 8. 軸受 滑り軸受の構造、流体潤滑、定格荷重、ヘルツ接触 9. 動力伝達要素 ベルト伝動、歯車の種類、歯車の強度、遊星歯車、ハーモニックドライブ 10. 摩擦の制御 最も古い潤滑の記録、トライボロジー、ストライベック曲線、潤滑油の利用、摩耗への対応、摩擦の理解 11. 企業の開発現場の方の講演 12 機械の設計例 機械加工が可能な形状、MEMSの加工法、3次元マイクロステージ 13. 学生による課題発表会 14. まとめ 15. 達成度確認 |
履修条件・関連項目 |
授業時間数に加え,テキストや参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと |
テキスト・教科書 |
必要に応じて講義資料をmoodleに掲載。 |
参考書 |
機械設計 機械要素のシステムの設計 吉本成香他著 理工学社 機械設計製図便覧 津村利光他著 理工学社 |
成績評価の方法 |
授業での課題、小テスト、期末試験(ハイブリッドまたはオンラインの場合は期末試験に代えてレポートにする可能性があります) |
教員から一言 |
課題について、自分で調べること、考えることは、これから先にとても重要になってきます。半年の授業を通して調べる力、まとめる力も身につけて下さい。 対面授業の場合も、スマホまたはネットワークに接続可能なPCを毎回用意して下さい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
メールで連絡 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://micro-tribology.com/lab/Top.html |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/28 16:03:48 |