科目名[英文名] | |||||
機械電子工学Ⅱ [Electronics II] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 022590 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
梅田 倫弘, 水内 郁夫 [MIZUUCHI Ikuo] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
ロボットや最新自動車技術、情報機器、あるいは宇宙ステーションなどの機械システムを理解するには、機械工学とともに電子工学の知識とりわけコンピュータをはじめとするディジタル機器に必須なディジタル回路の知識は重要です。そのためにまず基礎的なゲート回路の動作、それらを組み合わせた組み合わせ論理回路を学習します。さらに、フリップフロップ回路による情報の記憶概念を学習し、その応用としてカウンター・レジスタを、さらに周辺機器の制御に不可欠なAD,DA変換などのインタフェースを学んだ後,コンピュータの構造およびその動作について学習します。 本科目は学科カリキュラムの専門基礎科目に該当する科目であり,機械と電気が融合する実システムなどについても講義します. ・Classroomのクラスコード:7luoni5(ナナ エル ユー オー エヌ アイ ゴ) |
到達基準 |
①論理回路図を見てその動作を理解する。(回路図→動作理解) ②ある課題に対して論理流れや動作を分析し、それを実現できる簡単な論理回路を設計する。(課題→論理回路) ③身の回りのデジタル製品や卒論で使うデジタル機器について関心を持つ。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
第1回(10/3)1.数と符号の表現 数体系、基数変換、補数加算、符号体系 第2回(10/10)2.基本論理ゲートを知ろう 基本論理ゲート、CMOS-IC論理ゲート回路 第3回(10/17)3.論理関数とその簡単化 基本的な性質、カルノー図と論理式の簡単化 第4回(10/24)3.論理関数とその簡単化 4.組み合わせ論理回路、冗長な入力、簡単化の方法、真理値表から論理式、論理式から論理回路 第5回(10/31)4.組み合わせ論理回路、組合せ論理回路の構成手順、タイムチャート 第6回(11/7)5.フリップフロップ回路、FF.回路の基本性質、様々なFF回路 第7回(11/14)5.フリップフロップ回路、FF回路の合成と変換 第8回(11/21) これまでの復習と中間試験、範囲:1〜5章 第9回(11/28)6.順序回路、2進カウンタ、n進カウンタ、同期式カウンタ 第10回(12/5)6.順序回路、同期式カウンタ、レジスタとシフトレジスタ 第11回(12/12)6.順序回路、一致回路、比較回路、加算回路 第12回(12/19)7.AD・DA変換回路、量子化と標本化、追従比較型AD変換器 第13回(1/16)8.アクチュエータ、電動アクチュエータ、油圧・空気圧アクチュエータ 第14回(1/23)9.コンピュータとデジタル制御システム、コンピュータの基本構造、外部制御システムとのリンク 第15回(1/30)これまでの復習と最終試験、範囲:6〜9章 |
履修条件・関連項目 |
関連科目:機械電子工学Iを学習していることを前提とします。(必須ではありません) 本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
テキスト・教科書 |
機械電子工学Ⅱノート(梅田倫弘著) 生協において定価800円で販売 |
参考書 |
浜辺隆二「論理回路入門」森北出版、2015 松田勲 他「デジタルIC回路の基礎」技術評論社、1999 藤井信生「なっとくするディジタル電子回路」講談社、1997 武藤高義「アクチュエータの駆動と制御」コロナ社、2004 |
成績評価の方法 |
Classroomの宿題(20%),中間試験(40%)、期末試験(40%)を基本として総合評価する.なお,出席点は設定しない. 成績評価基準は以下. S(90-100):到達基準を超えた成果を上げている A(80-89):到達基準を十分達成している B(70-79):到達基準を達成している C(60-69):到達基準をほぼ達成している D(0-59):到達基準に達していない |
教員から一言 |
生協で販売している書き込み式のノートを主体に講義を進めます。とりわけ実際のディジタル回路の動作を理解するには、回路内部の情報の伝達を手書きで理解することが重要です。 |
キーワード |
ディジタル回路,組み合わせ回路,順序回路,フリップフロップ回路,アナログ-ディジタル変換 |
オフィスアワー |
講義の開始前か終了後に直接質問するか、毎回のClassroom宿題にある質問コーナーで質問してください。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/09/15 11:46:18 |