科目名[英文名] | |||||
ケミカルバイオロジー [Chemical Biology] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023164 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
櫻井 香里, 寺 正行 [SAKURAI Kaori, TERA Masayuki] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
クラス コード:yvgusdv <目的>ケミカルバイオロジーでは化学系専門科目として、生体高分子を構成する糖、アミノ酸、核酸および天然生理活性物質や薬物の化学構造と合成法に関する基礎、生体高分子と低分子が相互作用する仕組みに関する基礎について、有機化合物の性質や生体物質との反応性の観点から理解できるようになることを目標とする。 <概要>生命現象をつかさどる生体高分子の単位構造である糖、アミノ酸、核酸の化学的性質と反応性について講義し、これらの反応を用いた天然・人工生体分子の合成方法について講義する。機能性人工生体分子のデザインに関する最新のケミカルバイオロジーの手法、生物研究や創薬への応用を紹介する。また、天然生理活性物質や薬物とタンパク質、核酸との相互作用について理解を深め、くすりの効く基礎的なメカニズムや、化合物を生物学的ツールとして使う技術について講義する。各講義内容のポイントについてクイズ形式の課題を出す。本講義を通じて、反応を理解するための電子の矢印の使い方を習得する。 |
到達基準 |
糖鎖、核酸、アミノ酸、天然物の構造と反応特性を理解できる。 この科目はディプロマポリシーの観点Aに対応づけられている。 |
授業内容 |
第1回:糖鎖化学 (1) 第2回:糖鎖化学 (2) 第3回:糖鎖ケミカルバイオロジー 第4回:アミノ酸・ペプチド・タンパク質(1) 第5回:アミノ酸・ペプチド・タンパク質(2) 第6回:アミノ酸・ペプチド・タンパク質(3) 第7回:タンパク質-リガンド相互作用のケミカルバイオロジー 第8回:中間試験(1-7回分) 第9回:天然物化学 (1) 第10回:天然物化学 (2) 第11回:天然物化学ケミカルバイオロジー 第12回:核酸の構造 第13回:核酸化学 第14回:核酸ケミカルバイオロジー 第15回:期末試験(9-14回分) |
履修条件・関連項目 |
本講義は、化学系の専門科目で、「化学基礎」、「生命有機化学I」、「生命有機化学II」、「メディシナルケミストリー」に続くものである。これらの講義を履修していることが望まれる。 授業時間30時間に加え、毎回の課される課題により復習をおこない、またテキストの章末問題等を解くことによって、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行なうこと。 |
テキスト・教科書 |
ウエイド有機化学 下(丸善出版). 天然物の化学II:自然からの贈り物(東京化学同人) |
参考書 |
生体有機化学(東京化学同人)、天然物の化学(魅力と展望)(東京化学同人)など、その他にも講義中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法 |
毎回のクイズ(30%)と期末試験(70%) |
教員から一言 |
現代の有機化学は低分子化合物に限定されず、様々な生体高分子を扱う分野としても発展しています。生体分子はどのように合成できるでしょうか。有機合成法を用いることで、新たなデザインを加えた人工生体分子を合成し、望みの生体機能を発現させることが可能となります。またくすりがなぜ効くのか、その効くメカニズムを分子レベルで理解することは、新たな創薬の発見につながります。講義を通じて、生命現象の理解・制御を目指した有機化学の面白さや広がりを学んでください。 |
キーワード |
アミノ酸、糖鎖、タンパク質、核酸、天然生理活性物質 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/15 11:43:45 |