科目名[英文名]
化学物理   [Chemical Physics]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 023253
責任教員 [ローマ字表記]
山本 明保   [YAMAMOTO Akiyasu]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
〔Googleクラスルームのクラスコードは addff64 です。〕

講義の前半は,2年次に開講された「熱統計力学」にて既習の熱力学第1法則、第2法則と、エンタルピー、エントロピーの概念を確認することから開始し,演習形式のレポート課題を解きながら理解を深めるとともに、定量的に応用できる力を身につける.後半は,圧力や温度が一定の条件下における平衡状態を,自由エネルギーを導入することで理解する術を学ぶ.また,身近に見られる化学反応や相転移現象の例を学びながら,その現象を説明する熱統計力学の基本的な考え方を身につける.
到達基準
熱統計力学の基本的な考え方を身につけ,それを身近な現象に定量的に適応することができる.

「本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。」
授業内容
第1回 熱力学第1法則:仕事、熱とエネルギー
第2回 実在気体とファンデルワールス気体:気体状態方程式
第3回 熱力学第1法則の応用:エンタルピーとジュール・トムソン効果
第4回 熱力学第2法則
第5回 熱力学第2法則の応用:可逆変化と不可逆変化
第6回 熱力学第2法則の応用:カルノーサイクル
第7回 エントロピー
第8回 自由エネルギー 1
第9回 自由エネルギー 2
第10回 相平衡と相転移 1
第11回 相平衡と相転移 2
第12回 クラペイロン・クラウジウスの応用
第13回 相図
第14回 化学反応と化学平衡
第15回 本講義のまとめ
履修条件・関連項目
熱統計力学を既習のこと。
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
熱物理学:キッテル著;山下次郎,福地充 共訳,丸善
アトキンス 物理化学(上):Peter Atkins, 東京化学同人
統計力学:久保亮五著,共立出版
大学演習熱学・統計力学:久保亮五偏,裳華房
統計物理学(上,下):ランダウ,リフシッツ共著;小林秋夫訳,岩波書店
成績評価の方法
期末試験:60%、レポート40%
90点以上はS、80点〜89点はA、70点〜79点はB、60点〜69点はC
教員から一言
キーワード
エントロピー,平衡状態,可逆・不可逆過程,自由エネルギー,相平衡,相転移,化学反応
オフィスアワー
可能な限りいつでも対応するが,メール等で予め連絡があると良い.
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/15 12:14:23