科目名[英文名] | |||||
応用化学特別講義(ソフトマテリアル) [Special Lecture on Applied Chemistry (Soft Materials)] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023369 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
清水 美穂, 跡見 順子 [SHIMIZU Miho, ATOMI Yoriko] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
身体=細胞37兆個+細胞外基質(ECM)。身体機能を決めているのは細胞内外の動的・可塑的ソフトマテリアル、すなわちひも状の高分子タンパク質およびその会合体である。本人の努力で身体のソフトマテリアルを適切に管理すれば、1世紀健康に生き、夢を追い続けることができるだろう。本科目は,応用化学科における専門科目に区分される一般化学科目群の一つである。 |
到達基準 |
1)生物の物質的側面の研究から始まった有機化学の核としての生命化学と人工物との違いは何か。2)自らの身心を日々生み出しているソフトマテリアルの本質は何か。3)要素還元的な生命化学をトータルな生命科学に導くソフトマテリアルの特性は何か。4)生物の時間進行に伴うソフトマテリアルの劣化の実体・原因は何か。5)抗加齢特性や身体運動とソフトマテリアルの関係。6)人とヒト以外生物(植物・動物/特に鳥類・微生物など)や人工物の設計原理の差異がわかっているか。7)サステナブル社会を担う一員として、生命持続・人間持続のための生命化学基盤について説明できるか。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
Google Classroom: vf2vltq (第1回) ソフトマテリアル概論 (第2回) 生体とソフトマテリアル (第3回) 細胞内のソフトマテリアル (第4回) 人工ソフトマテリアル・プラスティックと人類 (第5回) ソフトマテリアルがつくる生体物質 (第6回) ソフトマテリアルがつくる身体・運動・「出力依存性」 (第7回) ソフトマテリアルの例としての卵殻膜のつくりと未来社会の産業例と高齢社会 (第8回) ソフトマテリアルの例としての卵殻膜素材。化粧品・医薬部外品 (第9回) 1~8回のまとめ 全員個人発表(パワーポイントを使ったプレゼンテーション) (第10回) ソフトマテリアルの例としての細胞骨格・チューブリン、細胞外基質・コラーゲンとオートポイエーシス (第11回) ソフトマテリアルの超構造としての筋組織1 (第12回) ソフトマテリアルの超構造としての筋組織と収縮 (第13回) ソフトマテリアルの超構造としての筋組織と生体の機能 (第14回) 筋組織と細胞外基質の機能評価としての体操 (第15回) まとめ 全員個人発表(パワーポイントを使ったプレゼンテーション) |
履修条件・関連項目 |
関連項目:生命科学、高分子化学、教養、システム論、社会産業とサステナブル人間科学 授業時間15時間に加え,本学の標準時間数に準ずる予習と復習をおこなうこと. |
テキスト・教科書 |
跡見順子著『細胞力』を高める~身心一体学から健康寿命を延ばす(論創社、2018) |
参考書 |
『ほどよいストレスが人を若くする』跡見順子著(サンマーク出版)、『骨格筋と運動(身体運動・栄養・健康の生命科学Q&A)』跡見順子編著 (杏林書院)、細胞の分子生物学(The Molecular Biology of the Cell)第6版 |
成績評価の方法 |
成績評価方法はすべての出席を前提とし、毎回の授業課題、レポート提出等を総合的に評価し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与します。評価の割合は以下の通りです。授業中に毎回実施する小課題の充実度 60%、プレゼンテーション課題20%、最終レポート課題20%で評価します。総合評価により以下の基準で単位を付与します。 S: 100〜90 点、A:89〜80点、B: 79〜70 点、C: 69〜60 点、D(不合格)59〜0点。 成績分布(2020年度):S (45%),A (45%),B (3%),C (3%),D (5%) |
教員から一言 |
自己創造、変化可能な生命原理を理解し、個の尊重、新しい社会産業創成、自己革新の生き方を身につけてください。 |
キーワード |
生命科学、いのち、セルツーボディ&マインドダイナミクス、運動と栄養、活動依存性、セントラルドグマ、生体物性 |
オフィスアワー |
木曜日 16:30-18:00※メールでアポイントメントをとってくだされば、他の日時でも対応可能。mshmz@cc.tuat.ac.jp |
備考1 |
クラスコード:vf2vltq 細胞や人間(自分)のシステムを理解するための実習を行います(場所の変更の可能性あり)。 |
備考2 |
カリキュラムの順番は変更する可能性あり。 |
参照ホームページ |
https://celltobody.sakura.ne.jp/Lab/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/04/04 19:09:58 |