科目名[英文名] | |||||
工学倫理 [Engineering Ethics] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023554 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
夏 恒 [NATSU Wataru] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
classroomコード: onlftq2 工学倫理、技術者倫理の教育の重要性がますます重要視されるようになった。その背景としては、技術者倫理や企業倫理の欠如による度重なる重大事故や研究活動における不正行為の発生が絶えないことがあげられる。また、地球温暖化、高齢化社会等の現実問題に対応するため、技術そのものよりも、技術者倫理が重要になってくる。なお、グローバル化によって国際的に活躍できる技術者が求められている。本講義では、技術・技術者と社会との関係を明確にした上で、技術者が社会に対する責任や、取るべき行動、これからの技術者に必要な素質、安全、環境への取り組みについて議論する。 本科目は、学科カリキュラムの専門基礎科目に該当する。 なお、本科目の科目の担当教員は、企業にて研究開発の企画立案・実施、そして組織運営を担当した経験があるため、自身の体験や各種事例を生かし、より実践的な授業を実施できる。 |
到達基準 |
到達基準: 1.科学技術・技術者と社会との関係を理解できる。 2.社会に対して技術者が負う責任を自覚できる。 3.社会的責任を果たすためにとるべき行動を明確にする。 4.安全・安心への取り組みや地球環境への配慮の大切さを理解できる。 5.技術者に必要な素質を理解できる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
1 ガイダンス 工学倫理・技術者倫理はなぜ必要か? 工学倫理・技術者倫理教育の現状 講義の狙い、目的、構成、進め方、成績評価の方法 2 ノーベル・ノーベル賞と工学倫理 3 東日本大震災における原発と新幹線の相違からみる工学倫理 4 研究活動にかかわる不正行為、史上最大の論文捏造事件 5 研究活動にかかわる不正行為の教訓と防止策 6 チャレンジャー号とシティコープとの比較から見る技術者の行動 7 消費者の生命と利益 フォードピント事故,三菱ふそうトラック事故等 8 中間演習:倫理事例の調査と分析 9 ケーススタディ:ギルベイン・ゴールド 環境配慮と内部告発について 10 安全とリスクマネジメント/製造物責任 11 失敗学へのすすめ 12 技術者の素質/環境への取り組み 13 グループ活動:グループ討論と発表資料の作成 14 グループ発表と全員による評価(1) 15 グループ発表と全員による評価(2) 16 期末演習 |
履修条件・関連項目 |
授業時間数に加え、テキストや参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
講義資料をClassroomで配布、classroomコード:onlftq2 |
参考書 |
1.杉本泰治・高城重厚著:技術者の倫理入門、丸善 2.西原英晃監訳:工学倫理入門、丸善 3.中村昌允著:事故から学ぶ技術者倫理、工業調査会 |
成績評価の方法 |
練習問題 40% 中間テスト 30% 期末テスト 30% |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
相談や質問は、金曜日13時〜15時、6号館308室にて。また、メール連絡(summer@cc.tuat.ac.jp)も可能。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/04/07 15:39:44 |