科目名[英文名] | |||||
機械材料工学Ⅱ [Engineering Materials II] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023566 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
小笠原 俊夫 [OGASAWARA Toshio] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義の前半では、航空機、ロケット、人工衛星、自動車(車体、水素タンク)、ロボット、船舶など、様々な機械システムへの適用が急速に拡大している繊維強化複合材料の基礎について解説します。 また、後半では機械部品に幅広く使用されている高分子材料(プラスチック、ゴム)の基礎について解説します。 Google classroom クラスコード wyjay7g |
到達基準 |
1)繊維強化複合材料に関わる基礎的な事項を説明することができる 2)高分子材料に関わる基礎的な事項を説明することができる 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
〔1〕複合材料工学の基礎 1.複合材料の構成とプロセシング 2.直交異方性の力学(一般化フック則の直交異方性材料への拡張、座標変換) 3.繊維・母材の複合則(ルイス則、フォークト則) 4.平板の曲げ理論(オイラーはりの復習、キルヒホッフ・ラブの板理論) 5.積層板理論(1) 6.積層板理論(2)エクセルによる演習 7.複合材料の損傷と強度・破壊則(強度試験法、損傷・破壊挙動、基礎理論) 8.飛行機の複合材構造 9.複合材料の微視力学 〔2〕高分子材料の基礎 10.高分子の基礎 化学構造、分子量、高次構造、ガラス転移、結晶化、融点 11.高分子の基礎 基礎物性、力学特性、強度 12.粘弾性(1)動的粘弾性、静的粘弾性 13.粘弾性(2)粘弾性理論の数値解析への応用 14.ゴムと超弾性 超弾性構成式、有限変形、数値解析への応用 15. 総括 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
材料力学I, II、および弾性力学が履修済みであること前提として講義を進めます。 弾性力学については簡単な振り返りをしながら説明します。 本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行ってください。 |
テキスト・教科書 |
オリジナルのテキストをGoogle classroomにて公開します。 書き込み方式になっていますので、各自で印刷して講義に臨むようにしましょう。 |
参考書 |
材料強度解析学 東郷敬一郎 内田老鶴圃 固体の弾塑性力学 小林英男, 轟章 サイエンス社 入門複合材料の力学 末益博志, 培風館 (興味があれば図書館で借りて読んでみるとよいでしょう。) |
成績評価の方法 |
レポート等20〜30 %、期末試験 70〜80 % (予定) |
教員から一言 |
複合材料と高分子材料の力学に関する専門的科目です。複合材料や高分子材料、航空宇宙システム構造などに対して興味を持っている学生の受講を想定しています。 |
キーワード |
高分子材料、粘弾性、超弾性、脆性破壊、破壊力学、直交異方性、繊維強化複合材料 |
オフィスアワー |
毎週火曜日 13:00-14:00 9号館404室 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
Google classroom招待リンク |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2022/09/27 13:14:00 |