科目名[英文名]
エネルギーシステム工学   [Energy Systems Engineering]
区分 工学部専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 023567
責任教員 [ローマ字表記]
上田 祐樹, 黒沢 厚志, 桑江 良明, 武田 晃成   [UEDA Yuki, KUROSAWA Atsushi, KUWAE Yoshiaki, TAKEDA Akinari]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
一次エネルギー供給から最終需要に至るエネルギーシステムの一連の流れを学ぶとともに,エネルギー資源問題,地球温暖化問題との関連性を理解する.また,温暖化抑制のために注目されている原子力発電技術および天然ガス利用技術について解説する.なお,本講義は外部の研究機関・企業から実務家を招いてい行う.具体的には,エネルギーシステム分析の専門家,原子力発電技術・管理,天然ガス利用の実務家が,具体的な課題への取り組み,対象の基本的な取り扱い,現在の政策的状況などを講義する.
地球温暖化問題と社会や技術との関わりを理解し,解決に向けた問題点・課題および対応策について考えることを目標とする.
(クラスコード mihph37 )
到達基準
エネルギーに関する問題状況を把握するとともに,問題に対するシステム的なアプローチの方法,対応技術の概要について理解できる.エネルギーをキーワードとして,技術と社会の関係について考えられる.
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照してください.
授業内容
第1回〜第3回(武田)
【天然ガス利用技術】
 ・天然ガス時代の背景
 ・天然ガスの利用技術・水素エネルギー
 ・天然ガスコージェネレーションと再生可能エネルギー利用

第4回〜第8回(桑江)
【原子力発電】
 ・原子力発電の仕組み
 ・核燃料サイクル
 ・放射線と放射能
 ・原子力発電所の安全性とリスク
 ・放射性廃棄物の処理・処分

第9回〜第15回(黒沢)
【エネルギーシステムと地球温暖化対策】
 ・IPCC報告と気候変動
 ・エネルギーシステム分析をするためのデータ(エネルギー資源の種類と量を中心に)
 ・最適化型エネルギーモデルと統合評価モデル
 ・パリ協定と気候政策
 ・地球環境とエネルギー
履修条件・関連項目
第4回〜第15回は電卓を用意すること.
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと.
テキスト・教科書
特になし
参考書
日本エネルギー経済研究所編(2017)図解エネルギー・経済データの読み方入門,省エネルギーセンター
堀 史郎,黒沢厚志(2017)ニュースが面白くなるエネルギーの読み方,共立出版
榎本聡明(1996)わかりやすい原子力発電の基礎知識,オーム社
加藤政一,中野 茂,西江嘉晃,桑江良明(2012)電力発生工学,数理工学社
成績評価の方法
3人の講師がそれぞれレポート課題を出す.レポート:70%,主体的な授業参加度を考慮:30%
教員から一言
外部の専門家に講義していただくので実務に即した内容を含む.講義中に質問するなど積極的にコミュニケーションをとってほしい.
キーワード
エネルギーシステムのモデル分析,地球温暖化の影響と対策,原子力発電,核燃料サイクル,天然ガス,水素
オフィスアワー
非常勤講師による講義のためオフィスアワーは設けない.質問があれば上田が仲介して講師に送る.uedayuki@cc.tuat.ac.jp
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/23 14:43:46