科目名[英文名] | |||||
ヒューマンインタフェース [Human Interface] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023661 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤田 欣也 [FUJITA Kinya] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
ヒューマンインタフェースは,人間と計算機,あるいは計算機が介在する人間と人間の対話システムの設計,実現,評価に関わる問題,および,これらを取り巻くあらゆる問題を扱う分野である.本講義では,人間の特性,設計技法,評価手法,ならびに関連する最近の話題などに関して講義をおこなうことで,使いやすく効率的なユーザ中心のインタフェースを設計する能力を身につける. |
到達基準 |
人間の認知や心理などの特性ならびにヒューマンインタフェースの設計原理を理解する. ヒューマンインタフェースの問題点を発見し改善方法を提案する能力を身につける. 履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
第1回 ヒューマンインタフェース序論(計算機をとりまく技術的変化とHI,HIの歴史,HIを取り巻く学問分野) 第2回 人間の心理特性(認知機構,記憶と知識,メンタルモデル,メタファ,グラフィカルコーディング) 第3回 入力装置と人間の特性(テキスト入力,ポインティング,その他) 第4回 入力方式(コマンド言語入力,自然言語入力,メニュー選択,直接操作,フォーム入力) 第5回 メニューとアイコンの設計(表示と知覚,メニュー設計の注意事項,アイコンの特徴と種類,アイコン設計の認知心理学) 第6回 演習1 第7回 HIの設計技法(ユーザ分析とタスク分析,HI設計の原則・指針,シュナイダーマンの8項目) 第8回 演習2 第9回 HIの評価(1)(評価手法の分類,予測評価法,インスペクション法,モデル評価) 第10回 HIの評価(2)(実験的評価法,主観評価,パフォーマンス評価,生理評価) 第11回 演習3 第12回 公共機器のHIとアクセシビリティ(公共機器に求められる特性,ユニバーサルデザインとバリアフリー,アクセシビリティ指針) 第13回 ユーザ支援技術(マニュアル作成のガイドライン,ヘルプ情報の表示方式,オンライン・ヘルプ設計時の注意事項,エラーメッセージ) 第14回 WIMPを越えて(CSCW,ノンバーバルコミュニケーション,バーチャルリアリティ,ユビキタスインタフェース) 第15回 演習4 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え,授業で配布する教材や講義で紹介する参考書を使って本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと.また,再履修を希望する学生と過年次生(4年生)は,初回の授業で申し出ることを履修条件とする.システムからアプリケーションに渡る広範な話題を扱うので,計算機科学から心理学まで幅広く興味があることが望ましい. |
テキスト・教科書 |
特になし. |
参考書 |
1)ヒューマンインタフェース,田村博,オーム社 2)Human-Computer Interaction, Jenny Preece, Addison-Wesley 3)GUIデザインガイドブック 日本人間工学会 海文堂 4)ヒューマンコンピュ-タインタラクション 岡田ほか オーム社 |
成績評価の方法 |
期末試験を主とし,学期中に課したレポート(課題)を参考にする. オンライン教育における成績評価は、授業への出席を前提に,課題およびオンラインテスト等を総合的に評価する. |
教員から一言 |
ハードウェアの劇的なコストダウンを背景に,計算にかかる最大のコストは人間の(知的)労働になってきた.本講義では効果的なインタフェースを設計・実現・評価するための手法を講義するが,手法の前に,まずユーザの立場で考える習慣を身につけて欲しい. |
キーワード |
グラフィカルユーザインタフェース,アフォーダンス,メタファ,ヒューマンインタフェース設計指針,インスペクション |
オフィスアワー |
講義後昼休み |
備考1 |
GoogleClassroomクラスコード:m7exv4t |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/28 13:08:44 |