科目名[英文名] | |||||
ソフトウェア工学 [Software Engineering] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 023675 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤波 香織 [FUJINAMI Kaori] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
旧来の銀行や物流管理システムに加え,携帯電話や自動車に至るまでソフトウェアシステムは生活のあらゆるシーンに入り込んできています.このような大規模で複雑なソフトウェアシステムの開発には系統だった開発方法論が必要不可欠になってきています. 本講義ではソフトウェア工学における様々な方法論,手法,ツールの背景や概要を理解し,研究や業務におけるソフトウェア開発に生かしたり,将来新たに生まれてくる新しい方法論を自ら理解する力をつけることを目的とします. 本科目は実務経験のある教員による授業科目である.担当教員は企業においてソフトウェア開発に直接関わっており,企業における実例を示して講義を行う. |
到達基準 |
・代表的なソフトウェア開発プロセスモデルを説明できる. ・代表的な要求モデルを説明できる. ・代表的な設計およびテストプロセスを説明できる. 本科目は工学部ディプロマポリシーの観点(B)に該当します. |
授業内容 |
第1回:大規模ソフトウェア開発の課題 第2回:ソフトウェアの開発工程 第3回:プロジェクト管理.レポート課題. 第4回:要求分析(1) 第5回:要求分析(2) 第6回:アーキテクチャ設計 第7回:ユーザインタフェース設計 第8回:前半のまとめ.中間試験. 第9回:モジュール設計(1) 第10回:モジュール設計(2) 第11回:構造化プログラミング.レポート課題. 第12回:ソフトウェアのテスト(1) 第13回:ソフトウェアのテスト(2). 第14回:ソフトウエアの保守と再利用 第15回:後半のまとめ.定期試験. なお,実施の順番は前後することがある.変更がある場合は随時指示をする. |
履修条件・関連項目 |
授業時間30時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと. |
テキスト・教科書 |
プリントを使用する. |
参考書 |
・高橋,丸山著;情報工学レクチャーシリーズ:ソフトウェア工学,森北出版. ・松本著;ソフトウェア工学 オブジェクト指向・UML・プロジェクト管理,森北出版. |
成績評価の方法 |
中間試験:期末試験:レポート:平常点=40%:40%:10%:10% 平常点として,主体的な授業参加態度を評価する. |
教員から一言 |
「ソフトウェア開発=プログラミング」と思っている人も多いと思いますが,プログラミングは開発プロセスの中のほんの一部に過ぎません.大規模で複雑化してきたソフトウェアシステムを「使えるもの」として仕上げて,使い続けるためには実に多くの事柄を考慮する必要があることを知って欲しいと思います.本講義で身につけた知識を,3年次後期の実験3(システム製作実験)や4年次の卒業研究で活用して,知識の定着を図って欲しいと思います.また,IT産業に将来携わる予定の人にとっては,自分の立ち位置を認識する助けになると思います. |
キーワード |
ソフトウェア危機,プロジェクト管理,ソフトウェア規模見積もり,ソフトウェアプロセスモデル,要求分析,設計,ソフトウェアテスト,保守・再利用 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは月曜日の13:00-14:30.その他教員が在室していれば,質問等随時対応する.e-mailでの質問も可能である. |
備考1 |
GoogleClassroom: nhrtg66 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/28 18:32:45 |