科目名[英文名] | |||||
パワーエレクトロニクス [Power Electronics] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 023692 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
鄧 明聡 [DENG Mingcong] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
パワーエレクトロニクスの分野は、サイリスタと呼ばれる電力用半導体素子の発明(1957年)に始まり、エレクトロニクスの発展に伴って、急速な進歩を遂げてきている。例えば、各種の電気電子機器が必要とする電力(パワー)には、直流や交流といった質的な面や、大電力や小電力といったエネルギー的な面などで、様々な違いがある。パワーエレクトロニクスは、その電気電子機器に電力を供給するために必要な技術である。このパワーエレクトロニクスは、各種電力用半導体素子を用いて電力の変換・制御を扱うことが大きなテーマとなっている。なお、本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業の研究開発に携わっており、授業では、企業における実例での課題などを題材とした議論などを行います。 |
到達基準 |
本講義では、電力の変換・制御に関する技術の基本を理解する事を目標とする。 |
授業内容 |
第1回 パワーエレクトロニクスとは何かについて 第2回 電力の変換・制御に使われる半導体デバイスについて:原理、構造、機能 第3回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(1):回路構成 第4回 交流電力を直流電力に変換する順変換回路(整流回路など)について(2):動作原理 第5回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(1):回路構成 第6回 直流を交流に変換するインバータの基本的な方式である他励式インバータについて(2):動作原理 第7回:自励式インバータについて(1):回路構成 第8回:自励式インバータについて(2):動作原理 第9回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(1):制御回路 第10回:PWM(パルス幅変調)による増幅について(2):動作原理 第11回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(1):回路構成 第12回:サイクロコンバータ(AC-AC 変換)について(2):動作原理 第13回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):回路構成 第14回:チョッパ回路(DC-DC変換)について(1):動作原理 第15回:総括(期末試験に備えて演習を行う) 試験実施期間に期末試験を行う |
履修条件・関連項目 |
電子デバイス、電子回路に関する基礎的な知識を習得していることが望まれる。 |
テキスト・教科書 |
なし。 |
参考書 |
矢野昌雄他著「パワーエレクトロニクス」(丸善株式会社)、江間敏他著「パワーエレクトロニクス」(コロナ社)、片岡昭雄著「パワーエレクトロニクス入門」(森北出版株式会社)、見城尚志他著「実用電子回路設計ガイド」(総合電子出版社)、鄧他著「MATLABによるシステムプログラミング」(コロナ社、第2刷)。 |
成績評価の方法 |
レポート:30%, 小テスト:30%,期末試験:30%,参加度:10% オンライン教育における成績評価方法は、すべての出席を前提とし、双方向性を利用した学習意欲、小テストおよび課題、オンラインテスト等を総合的に評価し、本学が定める標準的な学習時間に相当する学習効果が認められる場合に単位を付与します。評価の割合は以下の通りてです。平常点 10%、小テスト30%、課題 30%およびオンラインテスト 30%で評価します。総合評価により以下の 基準で単位を付与します。S: 90 点以上、A:80 点以上 90 点未満、B:70 点以上 80 点未満、C:60 点以上 70 点未満。 |
教員から一言 |
パワーエレクトロニクスは、電気電子工学の基本であり、どんな電気電子機器にも利用されているので、積極的に勉強して欲しい。 |
キーワード |
電力,パワーデバイス,順変換,逆変換,インバータ |
オフィスアワー |
毎週火曜日の午前9:00から10:00まで。 |
備考1 |
クラス コード:nl2vrjn |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/31 10:53:45 |