科目名[英文名] | |||||
卒業論文 [Graduation Thesis] | |||||
区分 | 工学部専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 8 | |
対象学科等 | 対象年次 | 4~4 | 開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 通年 | 時間割番号 | 024109 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
篠原 恭介 [SHINOHARA Kyosuke] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
卒業論文の目標は、実際の研究を通して、各個人が研究を行う上での適切な考え方や技術を身に付けることである。 配属された研究室で教官の個別指導のもと、最先端の研究を行う。後学期の終わりに卒業論文をまとめ、発表する。 この科目はディプロマポリシーの観点Cに対応づけられている。 |
到達基準 |
(1)研究の目的を達成するための研究方法を修得する。 (2)結果をまとめ、専門家等の聴衆に理解してもらうための発表技術を修得する。 (3)論文執筆能力を修得する。 |
授業内容 |
斉藤研究室:疾患モデル細胞の開発、再生医工学、ES細胞など多能性幹細胞、単 一細胞工学、フェムトインジェクション、RNAi技術、糖尿病予備軍 モデル、細胞医薬、レギュラトリーサイエンス、実験動物健康指標に 関する研究を行う。 黒田研究室:本研究室では、実験と情報科学の両方の手法を用いて、分子レベルで の生命科学研究を行う。特に、 蛋白質の構造、物性及び構造形成機構を、溶液NMRなどの物理化学的な実験手法及び遺伝子組み換え技術を用いて研究する。 バイオインフォマティクス的手法を用いて蛋 白質の構造と配列の相関を解析する。 津川(裕)研究室:本研究室は「代謝」の観点から新たな生命現象を探求する、または産業分野への展開を試みる。そのためには、根底にあるバイオロジカルな疑問・仮説に対してどのようにアプローチし、得られる結果をどのように解釈するかが重要である。本研究室では特に、質量分析装置を用いたオミクス科学のアプローチ、およびそこから得られる大規模なデータを解析する情報科学のアプローチの2つを軸に、生命の複雑な代謝システムを解明する。 池袋・津川・浅野研究室:新規DNA認識素子を設計・合成するために、進化の過程を模倣した 手法を用いてDNA結合タンパク質を改変することを試みる。また DNA分子自体を分子認識素子として利用するDNAアプタマーの開発 研究を行う。 また、糖尿病をはじめとする生活習慣病診断用の蛋白質分子設計・開発、神 経変性疾患関連蛋白質の構造機能解析に基づく新規診断・治療薬デザ イン、新規な環境センシング分子と情報伝達機能系デザインに基づく バイオ燃料生産用合成海洋シアノバクテリアの開発等、新規で産業競 争力のある生命分子デザイン・開発を特徴とするバイオビジネスの基 盤技術を開発する。また、次世代の臨床診断技術のコアとしてのセラノスティクスプラットフォーム 開発、環境診断・化成品計測用バイオセンシング技術の開発など、新規生命分子・システムを応用したバイオデバイスの開発を進める。 稲田研究室:癌、骨粗鬆症、リウマチ、歯周病などの生活習慣病の発症機構解明、病態解析および治療薬開発を遺伝子、分子、細胞ならびに生体レベルで推進する。 遺伝子改変技術を駆使した分子細胞生物学的なアプローチにより、コラーゲンの産生と分解に関連する多彩な生体現象を解析する。特に遺伝子欠損マウスを用い、関連疾患の発症機構を病態生化学的に解明する。 太田研究室:イメージングシステムを用いたオルガネラ活性の新規計測法の開発とそ の応用を行う。現在のテーマは、アポトーシス、細胞内Ca2+信号、活 性酸素発生等に関わる蛋白質の生理機能とその機能発現メカニズムの解明である。 山田研究室:遺伝子操作及び培養細胞技術を用いて、植物細胞の持つ有用機能の発現制御メカニズムを解析し、有用物質生産などの工学的応用について 研究を行う。また、高等植物が進化的に獲得した多種多様な環境ストレス耐用機構を細胞、タンパク質、遺伝子レベルで解明し、その工学的応用に関する研究を行う。 中澤研究室:生体材料を基盤とした心臓修復用パッチや人工血管、創傷被覆材、心臓弁などの医療用インプラントデバイスの開発を行う。その他、絹 の医学的・工学的利用を目指した研究を行う。 川野研究室:半導体微細加工(MEMS)技術、マイクロ流体技術を用い、人工細胞膜中に膜タンパク質・膜受容体を埋め込んだチップを作製し、創 薬・生体模倣型バイオセンサの研究を行う。またチャネル膜タンパク 質の持つナノ孔を利用し、高感度一分子検出システムを構築する。 モリ研究室:環境から当研究室の独自の単離技術を用いて単離し、その微生物のゲノムおよびトランスクリプトームを解析・解明し、性質を見いだす。また、膜透過性ペプチドを中心に簡便な遺伝子制御システムの開発、未知機能タンパク質の機能解明や新規導入技術の開発を行う。 田中(剛)・新垣・吉野研究室:微細藻類を始めとする光合成微生物や極限環境微生物などの生物機能 を利用したナノマテリアル創製やバイオ燃料・有用物質生産に関する 研究/Lab-on-a-chip技術に基づくバイオ計測技術の開発と医療診断、 環境分析への応用に関する研究を行う。分子生物学的な手法を用いて、バイオミネラリゼーションの機構を解明し、無機物と有機物から構成される新しい物性を持ったナノバイオ マテリアルの開発を行う。 微生物を利用した新規バイオマテリアルの開発、特に分子生物学、タ ンパク質科学、遺伝子工学を基盤とした高機能性バイオマテリアルの 創製とそれらを用いたバイオセンサの開発を行う。 分子生物学的な手法を用いて、バイオミネラリゼーションの機構を解明し、無機物と有機物から構成される新しい物性を持ったナノバイオ マテリアルの開発を行う。 中村(暢)研究室:蛋白質の化学修飾による改良と、それらの各種分光法を用いた構造機能相関を解析する。また、新しい複合型分光法の開発も行う。 一川研究室:自己組織性を有する両親媒性分子を新たに設計・合成する。得られた化合物の自己組織化挙動・分子集合挙動を調べる。更に、分子集合構造と機能の相関を精査し、革新的なマテリアルの開発を行う。 長澤・寺研究室:有機合成化学手法を基盤とした、がん、エイズ、骨疾患等に対する新しい作用メカニズムによる「くすり」の開発研究を行う。環境調和を 目指した新たな有機合成手法、試薬の開発を行う。 櫻井研究室:ペプチド、糖鎖や天然物生理活性分子をモチーフとした新規機能性分 子を創製する方法論を、有機化学とバイオテクノロジーを組み合わせて開発する。さらに得られる機能性分子をツールとして、生命機構を 解明するケミカルバイオロジー研究を行う。 養王田・篠原・野口研究室:細胞内における蛋白質の一生を司る分子シャペロンの分子構造から機 能の解明。バイオレメディエーションによる環境修復に関する微生物 とその検出技術の開発、オーダーメード医療を目指した遺伝子解析技術の開発、および蛋白質の高次構造の解析をコンピューターによる動的構造変化の解明を行う。 生化学、タンパク質化学、構造生物学的手法を駆使して有用なタンパ ク質の立体構造と反応機構の相関を明らかにする。タンパク質における翻訳後修飾形成機構など酵素の成熟機構に関する研究を行う。 中村(徳)・中村(史)・金研究室:日本の伝統的発酵産業に用いられている麹菌やその近縁 種などを題材とし、比較ゲノム解析やギガシークエンサ ー解析によって我が国の遺伝子資源を有効利用すること を目指したゲノム工学と、ナノテクノロジーを導入する ことによってiPS細胞や体性幹細胞の再生医療への応用 を実現することを目指した細胞工学の2つのテーマの元 に展開される最新の技術開発を通じて教育研究を行う。 |
履修条件・関連項目 |
履修にあたっては、工学部履修案内に記載の卒業論文履修についての基準を満たしており、研究室に配属されていることが必要である。 |
テキスト・教科書 |
なし |
参考書 |
なし |
成績評価の方法 |
各研究室における研究 30% 各研究室におけるセミナー 30% 卒業論文発表 40% |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/02 14:04:01 |