科目名[英文名] | |||||
生物制御科学Ⅱ [Bioregulation and Biointeraction Ⅱ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05ac0008 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
有江 力, 井上 真紀, 笠原 博幸 [ARIE Tsutomu, INOUE Maki, KASAHARA Hiroyuki] | |||||
所属 | 役員 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
植物病害、虫害・線虫害、雑草害、高温や塩などの環境ストレスなどによる障害は、安全な食料の安定な生産に対して、量的および質的なダメージを与える生産阻害要因である。植物に障害を与えるこれらの生物的、物理的、化学的因子について、諸性質・関連因子・植物との相互関係などをより明らかにすることにより、植物の病害を安全・確実に制御することに繋げていくことが期待される。本講義では、生物制御科学部門の、有江、井上、笠原の3名が、植物の障害因子である植物病原微生物、害虫・線虫、雑草、高温や塩などの環境ストレスについて、生理、生態、進化、分子生物学、ゲノム化学的な解析研究の最近の動向、研究を行う目的、実験結果に基づいた研究計画の立て方、研究に利用できる比較的新しい技術、障害制御技術のメカニズムと長所・短所、等について具体的な研究事例と世界的研究動向を紹介する。 本講義は、実務経験のある教員による授業である。有江は遺伝子組換え生物等の第一種使用規程の申請に対する学識経験者委員など、井上はJICAプロジェクト専門家として実務経験をもち、その実務経験を生かして、社会における当該分野の重要性などを伝える教育を行う |
到達基準 |
生物制御科学の先端の研究でどのようなことが行われているかについて興味を持ち、以下の理解が進み、議論ができること。 (1)生理、生態、進化、分子生物学、ゲノム科学など先端研究に関する理解 (2)研究の目的、最近の動向、研究計画の立て方に関する理解 授業時間30時間と上記の授業外学習時間に加え、授業で配布するテキスト、HPやmoodleに掲載する資料を使って、本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと ディプロマ・ポリシーの観点として、以下の、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
生物制御科学の先端の研究でどのようなことが行われているか、生理、生態、進化、分子生物学、ゲノム科学、生物間相互作用等の視点から、研究の目的、最近の動向、研究計画の立て方、比較的新しい技術、病害制御技術のメカニズムや長所・短所、等について研究事例と世界的研究動向を紹介する。 (*笠原、**井上、***有江)一部集中開講予定 第1回:植物の発生と成長調節物質による制御機構* 第2回:植物の環境適応と成長調節物質による制御機構* 第3回:植物成長調節物質の応用(1): 除草剤、植物成長調整剤、他* 第4回:植物成長調節物質の応用(2): 高温耐性、乾燥ストレス耐性、他* 第5回:植物成長調節物質の応用(3): クラウンゴール、寄生植物、昆虫などによる障害、他* 第6回:研究とセレンディピティ(1): 華麗なる花の進化** 第7回:研究とセレンディピティ(2): 身内びいき** 第8回:研究とセレンディピティ(3): マネーと保全** 第9回:研究とセレンディピティ(4): 天動説から地動説へ** 第10回:研究とセレンディピティ(5): 病気のミアズマ説から細菌説へ** 第11回:植物病害制御の基礎:科学的な理解*** 第12回:化学的制御法(1):殺菌性の薬剤による制御のメカニズム*** 第13回:化学的制御法(2):非殺菌性の薬剤による制御のメカニズム*** 第14回:物理的制御法/耕種的制御法*** 第15回:生物的制御法*** |
履修条件・関連項目 |
必要な学習時間は、予習・復習(授業外学習)を含め本学の標準時間数に準ずる。 本講義を履修する前に、「植物病理学」、「植物生理学」、「バイオロジカルコントロール」などの関連を復習しておくことが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
特になし |
参考書 |
特になし |
成績評価の方法 |
各担当教員が課す、レポート、試験、小テスト(詳細は各担当教員からそれぞれの初回に説明がある)を各教員が100点満点で評価、その平均点を成績とする。 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
メールでアポをとってください |
備考1 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://dbs.nodai.ac.jp/view?l=ja&u=100001102 |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/01/06 15:31:59 |