科目名[英文名]
生物生産科学特論Ⅱ   [Special Lecture on Agricultural Production Sciences Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 2学期 
授業形態 2学期  時間割番号 05ac0012
責任教員 [ローマ字表記]
渋谷 健市, 中川 博視, 山田 哲也, 大川 泰一郎   [SHIBUYA Kenichi, YAMADA Tetsuya, OKAWA Taiichiro]
所属 農学部 研究室 6-406  メールアドレス

概要
本講義は、2学期に行われる中川博視先生(農研機構農業環境変動研究センター ・ユニット長)の講義と、渋谷健市先生(農研機構野菜花き研究部門・上級研究員)の講義の2部構成からなる。また本科目は、生物生産科学コースの専門科目に区分される。

中川先生の講義:
環境諸要因から作物の生育収量を予測するモデル(作物生育モデル)について、その概要、研究史、現状を、水稲生育収量モデルを中心にして解説する。また、モデルを用いた気候変化が作物生産に及ぼす影響のシミュレーション研究や、モデルを組み込んだ栽培管理支援システム開発の現状を紹介する。

渋谷先生の講義:
本講義では「花きの老化機構と品質保持技術」というテーマで、花きの老化制御機構と品質保持技術の開発について、最新の研究成果を交えながら基礎から応用まで概説する。
到達基準
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。
URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/

中川先生の講義
作物生育モデルの基本的考え方と応用法・適用場面について理解することができる。

渋谷先生の講義
花きの老化機構と品質保持技術について理解することができる。
授業内容
中川先生の講義
日時:9月15日(木)、9月16日(金)時間未定*
教室:未定*
*決まり次第、Web掲示板やClassroom等で通知する。
1.作物生育モデルの意義、基本的考え方と開発史
2.水稲生育収量モデルの構造と機能
3.地球温暖化が作物生産に及ぼす影響の予測
4.メッシュ農業気象データと水稲・小麦・大豆の栽培管理支援システム

渋谷先生の講義
日時:9月3日(土)時間未定(10時〜18時の予定)*
教室:未定*
*決まり次第、Web掲示板やClassroom等で通知する。
花きにおいて、日持ち性は重要な品質構成要素の一つである。花きの品質保持技術開発のためには、花の老化制御機構の理解が不可欠である。これまでに、エチレンなどの植物ホルモンによる老化制御に関する知見が蓄積されている。近年は、花弁細胞におけるプログラム細胞死に関する研究に進展がみられる。本講義では、花きの老化制御機構と品質保持技術の開発について、最新の研究成果を交えながら基礎から応用まで概説する。
履修条件・関連項目
授業時間の15時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる45時間以上の予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
中川先生の講義
プリント(あるいはPDFファイル)を配布する。

渋谷先生の講義
プリント(あるいはPDFファイル)を配布する。
参考書
成績評価の方法
中川先生の講義
主体的な講義参加度(50%)および講義後のレポート(50%)をもって評価する。

渋谷先生の講義
試験100%
教員から一言
中川先生の講義
作物の生育を数量的に捉える視点を養うきっかけにしていただければと思います。遺伝子情報の作物生育予測モデルへの取り込みやディープラーニングなど、作物生育予測モデル研究の最新の動向にも触れる予定です。

渋谷先生の講義
本講義では、植物の老化制御機構に関する基礎的な研究から、花きの消費拡大に向けた業界の実践的な取り組みまで紹介します。この他、農研機構野菜花き研究部門で実施されている研究についても紹介します。
キーワード
中川先生の講義:作物生育モデル・気候変動・作物生産、渋谷先生の講義:花き・老化・プログラム細胞死・品質保持
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
渋谷先生の講義: http://www.naro.affrc.go.jp/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/09 11:03:48