科目名[英文名] | |||||
生物生産科学特論Ⅲ [Special Lecture on Agricultural Production Sciences Ⅲ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 1 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 2学期 | |
授業形態 | 2学期 | 時間割番号 | 05ac0013 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
木内 隆史, 花島 大, 伊藤 克彦, 青木 康浩 [ITO Katsuhiko, AOKI Yasuhiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義は、2学期に行われる木内 隆史先生(東京大学・准教授)と、花島大先生(農研機構北海道農業研究センター・グループ長)の講義の2部構成からなる。 また、本科目は、生物生産科学コースの専門科目に区分される。 木内先生の講義: 近年、遺伝子組換えカイコを用いて機能性シルクや有用タンパク質をつくる新しい形の養蚕が発展しつつある。家畜化および品種改良されたカイコは優れたタンパク質生産能力をもつ便利で扱いやすい昆虫ではあるが、さらに改善できる余地がある。私たちはカイコを遺伝子レベルで理解し改変することで、新しい産業により適したカイコの作出を目指している。本講義では私たちが行っているカイコの性決定・食性・休眠制御などについての研究を解説し、それら知見をもとにカイコを改変するツールとなるゲノム編集技術について概説する。 花島先生の講義: 畜産物の生産過程で発生する家畜の排せつ物は、堆肥などの有機肥料として広く利用されているが、排せつ物に含まれる悪臭や汚染物質は時として環境問題を引き起こす。本講義では、家畜排せつ物に由来する環境問題の課題、環境負荷を低減する処理技術、そして持続的な有機資源循環について概説する。 |
到達基準 |
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:本学HP三つのポリシーのカリキュラムマップを参照してください。 URL: https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ 木内先生の講義: カイコおよび昆虫の性決定、食性、休眠制御などの分子メカニズムについて遺伝子レベルで理解し、昆虫の応用利用について議論できること。 花島先生の講義: 畜産環境問題における環境負荷や関連法規を理解し、環境負荷を軽減する処理技術と持続的な有機資源循環について議論できること。 |
授業内容 |
木内先生の講義: 日程:9月6日(火) 教室:未定(後日掲示) 1)昆虫の性決定の分子メカニズム 2)昆虫の食性の分子メカニズム 3)昆虫の休眠制御の分子メカニズム 4)昆虫のゲノム編集 花島先生の講義: 日程:9月1日(木) 教室:未定(後日掲示) 1)家畜排せつ物に由来する環境問題 2)排せつ物の管理に関連した法規 3)排せつ物から発生する環境負荷物質の低減技術 4)持続的な有機資源循環について |
履修条件・関連項目 |
授業時間の15時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる45時間以上の予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
適宜講義の中で紹介する。 |
参考書 |
適宜講義の中で紹介する。 |
成績評価の方法 |
木内先生の講義: レポート:50%、平常点50%で評価 花島先生の講義: レポート:50%、平常点50%で評価 |
教員から一言 |
キーワード |
木内先生の講義: カイコ、性決定、食性、休眠、ゲノム編集; 花島先生の講義: 有機資源循環、堆肥、悪臭、汚水、温室効果ガス |
オフィスアワー |
メールで窓口教員にアポイントを取ってください(katsuito@cc.tuat.ac.jpまたはaokiya@go.tuat.ac.jp)。 |
備考1 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響によるシラバスの変更については、本科目のクラスルームで確認してください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/09 10:25:56 |