科目名[英文名] | |||||
環境資源材料学Ⅰ [Ecomaterial Science Ⅰ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 05ec0101a | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
四方 俊幸 [SHIKATA Toshiyuki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
分子運動をとらえる実験手法は幾つかあるが,本講義では誘電緩和測定を用いた分子ダイナミックス研究法について概説する。誘電緩和測定法では,注目する分子全体や分子を構成する官能基が電気双極子を有する場合に,その分子全体や官能基の回転緩和時間を正確に捉えることができる。測定可能な周波数域が極めて広いため,どの官能基がどんなん周波数数域で運動しているのかという,分子運動の階層性を明らかにできる優れた研究手法である。この科目は、環境と資源について議論をする際に極めて重要な高分子物質の物理的性質を理解するための基礎科目に位置づけられる。 なお,この講義は生物生産学科の推奨科目に位置付けられている。 |
到達基準 |
誘電率の定義を十分に習得し,一般的な誘電緩和測定法を理解する。誘電緩和の原因に成り得る電気双極子の生成起源についても習得し,誘電緩和測定法を用いた分子ダイナミックスの一般的な議論方法を身に着けることを目指す。 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
1)誘電率,分極,電気変位の定義 2)巨視的電気双極子 3)電気双極子モーメント,内部電場 4)複素誘電率 5) 等価電気回路 6)誘電緩和測定法 7)気体の誘電緩和 8)液体の誘電緩和 9)Debyeの考え方 10)高分子物質の誘電緩和 11)誘電緩和を用いた水和の研究 12)誘電緩和を用いた溶媒和の研究 13)誘電緩和を用いた分子運動の研究 14)様々な誘電緩和機構 15)まとめ |
履修条件・関連項目 |
電磁気学について一般的な知識を有していることが望ましいが、必要に応じてその都度解説を行う。授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
特にないが,予習・復習を行う必要に応じて印刷物を配布する。 |
参考書 |
特になし |
成績評価の方法 |
レポート提出(100%) |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
初回の講義で連絡する。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/07 9:16:49 |