科目名[英文名]
生態系保全学Ⅱ   [Ecosystem Conservation Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 05ec0110b
責任教員 [ローマ字表記]
吉川 正人   [YOSHIKAWA Masato]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
【目的】生態系保全に必要な理論と方法のうち、主に植生管理学、生物多様性保全学、景観生態学、水圏生態学に基づいた実践的な理論や調査研究手法を修得する。
【概要】
吉川クラス:府中キャンパスに近い都立浅間山公園の雑木林を題材にして、半自然植生の保全上の重要性を学ぶ。講義と野外実習の組み合わせにより、植生管理の考え方や手順について実践的に学習する。
岩井クラス:数学モデルを用いた生命現象の理解を学ぶ。数理生物学の基礎を解説したのち、カエルの変態戦略を例に各自工夫した数理モデルを作成し、実際のデータを説明できるか検証する。
到達基準
植生管理学、生物多様性保全学、景観生態学、水圏生態学に基づいた生態系保全の考え方を理解し、対象や現場に即した保全管理計画の立案に応用できるようになること。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
http://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
吉川クラス(後期開講・一部集中)
①雑木林とは何か-植生と利用の歴史(講義)
②浅間山の植物観察1(野外実習)
③浅間山の植物観察2(野外実習)
④雑木林の植生学的特徴(講義)
⑤雑木林の植生管理の実践1(野外実習)
⑥雑木林の植生管理の実践2(野外実習)
⑦浅間山の植生管理計画(室内演習)

岩井クラス(後期開講となります)
①ガイダンス。各自の専門紹介、章決め
②採択した章の解答、解説
③データの作成
④既存変態モデルの解説
⑤変態モデルの作成
⑥変態モデルの改善
⑦発表1
⑧発表2
受講人数によって適宜内容の変更があり得ます
履修条件・関連項目
専門科目に区分される選択科目である。
学部での生態学、植生管理学、生物多様性保全学、景観生態学等の内容を理解していることを要する。授業時間30時間に加え、講義資料や参考書を用いて、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。

岩井クラス:高校卒業相当の数学の知識を有すること。
テキスト・教科書
吉川クラス:必要に応じて資料を配付する
岩井クラス:「数理生物学入門」巌佐庸著 共立出版
参考書
吉川クラス:福嶋司編「植生管理学」(朝倉書店)、亀山章編「雑木林の植生管理」(ソフトサイエンス社)
岩井クラス:「数理生物学入門」巌佐庸著 共立出版
成績評価の方法
吉川クラス:授業内での議論や作業への参加状況50%、レポート50%
岩井クラス:課題・発表50%、レポート50%
教員から一言
キーワード
植物群落、Field data analysis
オフィスアワー
随時。事前にメールで問い合わせること。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/08 9:01:22