科目名[英文名] | |||||
国際応用生命化学I [International Life and Biological ChemistryⅠ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 05ic0005 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
三浦 豊 [MIURA Yutaka] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
応用生命科学分野における研究内容について、生理生化学および生体分子化学の見地から英語で講義する。具体的には微生物学、生化学、食品科学の分野に関する基礎的知見および研究内容を講義し、さらに最新のトピックスについても紹介する。 |
到達基準 |
生理生化学および生体分子化学分野における研究内容を英語で理解することができる。聴講した内容に関するレポートを英語で書くことができる。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
本講義では以下の15名の教員が以下に記載のトピックスについて講義を実施する。 1.松下 遺伝情報の発現に関わる核酸及びタンパク質の解析技術の基礎と応用について概説する。 2.宮本 食品因子と腸内細菌の生体恒常性維持について概説する。 3.好田 食品の1次機能、2次機能、3次機能について概説する。 4.三浦 食品機能を研究する上での研究手法について細胞培養系、モデル動物実験系に関する例を取り上げながら概説する。 5.蓮見 生理活性天然物の医薬開発について概説する。 6.鈴木 癌を中心に、最新の診断技術や治療法、治療薬、治療戦略、癌と炎症のシグナル伝達や癌における代謝、薬剤の分布や排出に関して概説する。最後に担当教員の癌幹細胞を対象とした研究内容についても紹介する。 7.山形 麹菌は、日本の醸造・発酵産業に古くから用いられてきた日本の「国菌」である。麹菌は味噌、醤油、食酢、日本酒などを通じて日本の伝統的な食文化の形成に大きな役割を担ってきた。しかし、麹菌の分子生物学的研究は非常に遅れていた。近年になりようやく様々な解析がなされてきた麹菌の利用の歴史的背景を概説し、なぜ麹菌が日本の伝統的食品・調味料などの発酵・醸造に用いられてきたのかなどについて最新の研究成果を踏まえて英語で分子生物学的に解説する。 8.川合 遺伝子組換え作物とゲノム編集植物の基礎について講義する。現在、様々な遺伝子組換え作物が作成され,栽培・市販されている。これらの原理とついて紹介するとともに,植物のゲノム編集ついて紹介する。 9.佐々木 病原体である植物ウイルスの感染過程の分子メカニズムに関して、プラズモデスマータ(原形質連絡)を介した細胞間移行を中心に最新の知見を交えて概説する。 10.野村 体を構成するタンパク質であるコラーゲンについて解説する。コラーゲンは体の1/3を占めるタンパク質です。その構造と機能について解説する。 11.宮田 食品成分による神経機能の調節について解説する。 12.服部 食品成分間の相互作用に関して解説する。 13.殿塚 タンパク質の立体構造概論について講義する。 14.岡田 人は動植物や微生物が生産する様々な化合物を利用し、その利用方法は栄養源としてのみならず、薬効成分や保存料、着色料、香料、調味料など多岐にわたる。本講義では、未来の社会における、人と生物由来の化合物の関わりについて考察する。 15.田中 真核微生物における遺伝子発現制御機構と異種遺伝子発現への応用について解説する。 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
必要に応じて配布する。 |
参考書 |
必要に応じて紹介する。 |
成績評価の方法 |
各教員から課されるレポート課題の評価による。 |
教員から一言 |
キーワード |
生化学、分子生物学、食品科学、微生物科学、有機化学 |
オフィスアワー |
随時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
英語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/19 15:51:33 |