科目名[英文名] | |||||
生体分子化学Ⅱ [Biomolecular and Biomaterial Chemistry Ⅱ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05lc0102 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
好田 正 [YOSHIDA Tadashi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】応用生命化学分野の生体分子化学の領域において、最新の研究の理解に必要な知識を習得する。また、応用生命化学に関する研究を遂行するための課題解決に関する知識を学ぶ。 【概要】生体分子の構造と機能に関する知見を深めるため、様々な手法による生体分子の構造と機能解析、生体分子の物理化学的分析・化学反応について論ずる。 |
到達基準 |
・生体分子の分離精製法が理解できる。 ・生体分子の構造と機能の解析方法が理解できる。 ・生体分子の関与する化学反応を理解できる。 これらを実際の研究で応用できるようになることを到達基準とする。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。 https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/ |
授業内容 |
(オムニバス方式/全15回) (好田正/4回) 1回目 食品の生体調節機能に関する実験法についての紹介をする。 2回目 食品の生体調節機能に関する実際の研究例について最新の知見を紹介する。 3回目 食品の生体調節機能に関する研究例を引用したグループワークを実施する。 4回目 3回目に実施した食品の生体調節機能に関するグループワークの成果についてプレゼンテーションをする。 (野村 義宏/4回) 5回目 細胞外マトリックスの構造ならびに機能、その調製方法、分析方法について講義内容を概説する。 6回目 細胞外マトリックスの主要構成成分であるコラーゲンを題材に、分子量の測定方法、一次・二次・三次構造の解析法、電子顕微鏡での観察を解説する。 7回目 コラーゲンの利用法について解説する。 8回目 ヒアルロン酸の構造、機能特性、その利用法について解説する。 (服部 誠/4回) 9回目 食品タンパク質の単離の方法、クロマトグラフィーによる食品タンパク質の精製について解説する。 10回目 食品タンパク質の構造変化に関する研究手法について、蛍光スペクトル、CDスペクトル、酵素プローブ法、熱分析(DSC)を取り上げる。 11回目 食品タンパク質の機能に関する研究手法について解説する。 12回目 食品タンパク質の構造・機能に関する研究手法について、乳タンパク質を用いた実際の研究例を詳細に紹介する。 (宮田 真路/3回) 13回目 細胞外マトリックスを構成するプロテオグリカンの構造と機能を解説する。 14回目 細胞外マトリックスに含まれるグリコサミノグリカン鎖の種類と物理化学的性質を解説する。 15回目 細胞外マトリックスの生体機能について最近の研究を解説する。 |
履修条件・関連項目 |
専門科目に区分される選択科目である。 授業時間30時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる事前事後学習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
講義中に配布した資料を適宜用いる。 |
参考書 |
必要に応じて準備する。 |
成績評価の方法 |
講義への取り組み(計30%)、各教員のレポート(計70%) 年によって変動するが、一般的な成績の分布は、S(10%)、A(50%)、B(30%)、C(10%)、D(5%未満)程度である。 |
教員から一言 |
この科目が、皆さんの将来の研究に役立つことを願っています。 |
キーワード |
タンパク質、糖、細胞外マトリクス、食品因子、構造、機能、分離精製 |
オフィスアワー |
昼休み。メールで予約を取ること。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/08 13:48:06 |