科目名[英文名] | |||||
環境社会関係学Ⅰ [Social Studies in Environment Ⅰ] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 05sc0003 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
渡邊 司 [WATANABE Tsukasa] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
今日、気候変動がCO?排出によって生じ、その削減については国際的合意ができつつある。本年度は、その原因と対策を理解するために、ナオミ・クライン著『これがすべてを変える 資本主義vs気候変動(上・下)』(岩波書店、2017年)を輪読形式で読み、討論を行う。気候変動の主要因を「市場原理主義」に求め、気候変動問題が大変大きな潜在力を持ち、採取/搾取主義を越えるために資本主義との関連性を問う。 |
到達基準 |
具体的には、化石燃料依存からの脱却、気候正義や民主主義、コモンズの問題など我々の時代に考え得る方途を探る。気候変動の背景・要因・文脈をしっかりと認識し、その解決の可能性と方向性を見定め、自覚し行動することである。 |
授業内容 |
気候変動問題とは何か―序章 気候変動によってすべてが変わる What is Climate Change ? -Introduction; This changes everything. 第1章 気候変動と大変革のパワー Chapter 1 Climate Change and the power for grate transformations 3 第2章 自由市場原理主義と地球温暖化 Chapter 2 Free market fundamentalism and Global warming 4 第3章 民間から公共へ―公的領域の再建と刷新 Chapter 3 From private to public-establishment of public space 5 第4章 計画と禁止 Chapter 4 Plan and Prohibition 6 第5章 採取/搾取主義を越えて Chapter 5 Over the exploitation 7 第6章 大企業と大規模環境保護団体の破滅的な一体化 Chapter 6 The big enterprises and great environmental protection groups 8 第7章 救世主はいない Chapter 7 No the Savior 9 第8章 太陽光を遮る Chapter 8 Interrupt solar energy 10 第9章 気候正義 Chapter 9 Climate Justice 11 第10章 民主主義と化石燃料からの脱却 Chapter 10 Democracy and fossil fuel 12 第11章 先住民の権利 Chapter11 The right of aborigines 13 第12章 空を共有する―大気というコモンズ Chapter12 Own the air jointly-commons of atmosphere 14 第13章 命を再生する権利 Chapter13 The right of coming to life again 終章 跳躍の年 Epilogue The year of rebirth |
履修条件・関連項目 |
授業時間外の予習・復習の時間は、本学の標準時間数に準ずる。 |
テキスト・教科書 |
ナオミ・クライン著『これがすべてを変える 資本主義vs気候変動(上・下)』(岩波書店、2017年) Naomi Klein ,“This Change Everything Capitalism vs Climate” 2Vol. |
参考書 |
成績評価の方法 |
輪読報告、レポート課題と討論への参加 |
教員から一言 |
キーワード |
気候変動、民主主義 |
オフィスアワー |
質問等があれば、授業時間終了後に受け付ける。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/01/31 16:28:34 |