科目名[英文名]
食料環境経済学Ⅲ   [Economics of Food and Environment Ⅲ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 05sc0007
責任教員 [ローマ字表記]
神代 英昭, 小川 真如, 新井 祥穂   [JINDAI Hideaki, ARAI Sachiho]
所属 農学部 研究室 非常勤のため学外  メールアドレス

概要
 農業・食料市場の国際化は、経済・社会システムのあり方、生産や経営、生産物の加工・流通・消費に関わる広い領域に影響を与えています。本科目では、食料と環境について、地域資源の活用やアグリフードビジネス(農業・食料関連産業)の視点から捉え、その現状と問題点を把握するとともに、今後の展望について検討します。前半と後半でそれぞれ教科書を1冊選定して,輪読形式で報告と議論を行います。必要に応じて関連する項目について講義と解説を行います。
 地球社会学プログラムのカリキュラムの中での本科目の位置づけは,農業,農村の実態を農業の経営や関連政策、食料・農産物流通やアグリビジネス論から論じるものです。
到達基準
テキストを分担報告し、論点開示と議論を重ね、受講生各自の考えを確立することができる。

ディプロマ・ポリシー上の観点については、本学HP(三つのポリシー)のカリキュラムマップを参照してください。
https://www.tuat.ac.jp/campuslife_career/campuslife/policy/
授業内容
課題図書の輪読を実施します。参加者がそれぞれ担当する章に関して発表を行い、参加者全員で討論する参加型授業の形式をとります。授業中の発言や発表内容を重視します。

前半は小川が担当します
1.オリエンテーション 5月12日
2 農村における社会的企業と政策システム 5月19日
3 創造と連携による広域経営システム 5月26日
4 広域経営と地域農業再生 6月2日
5 共生農業システムのモデル構築に向けて 6月9日
6.小水力発電が果たす中山間地域の底支え 6月16日
7.日本型水社会の変化と地域資源管理システムの再構築 6月23日
 8.JA直売所と道の駅の新たな公共とビジネスモデル 6月30日

後半は神代が担当します(アグリビジネスと現代社会)。
 9. 食の貧困 ワーキングプア
 10. 国際食料消費構造の変貌 メガFTA/EPAと食料貿易
 11. コメビジネス 小麦ビジネス
 12. 野菜ビジネス ワイン・ビジネス
 13. 食肉ビジネス 植物油ビジネス
 14. 植物遺伝資源と種子ビジネス スマート農業
 15. 多国籍アグリビジネス 農業労働力のグローバル化

尚、授業は対面とオンラインを併用します。

第1〜8回の小川担当回は、上記日程ですべて対面で行います。コロナの感染拡大によっては、オンラインの併用も行います。
第9〜15回の神代担当回は、7月中の集中講義で、すべてオンラインで行います。集中講義の開講日程は、受講者と相談の上決定します。

急な開講形式や日程変更の可能性があるため、随時Classroomにて最新情報をチェックしてください。
履修条件・関連項目
経済学,農業経済学を履修していることが望ましい.
授業時間 30 時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と 復習を行うこと。

テキスト・教科書
前半:柏雅之編著『地域再生の論理と主体形成』,早稲田大学出版部
後半:冬木勝仁・岩佐和幸・関根佳恵編『アグリビジネスと現代社会』、筑波書房
参考書
農林水産省「食料・農業・農村白書」、農林統計協会
日本農業経済学会編「農業経済学事典」、丸善出版株式会社
清水みゆき・高橋正郎「食料経済(第5版)」、オーム社
成績評価の方法
(1)各教員の担当部分については,講義の終了日にレポート課題を提示後,1週間以内に担当教員に提出すること。
(2)各教員はそれぞれ100点満点の評点を付す。それらを合計した後(200点満点),2で除した点数で評価する。
(3)2名の教員が提示したレポート課題について,論理的にかつ適切に叙述しているか評価する。
教員から一言
受講者の研究的姿勢を大事にしたい。
キーワード
地域資源、農村計画、社会システム、アグリビジネス,フードシステム、国際化
オフィスアワー
教員は非常勤講師のため、質問等にはメール、講義の前後で随時対応します。
備考1
欠席するときは必ず事前に担当教員に直接連絡すること。
備考2
急な開講形式や日程変更の可能性があるため、随時Classroomにて最新情報をチェックしてください。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/01/07 15:23:26