科目名[英文名] | |||||
有機材料合成特論Ⅰ [Organic Materials Synthesis I] | |||||
区分 | 前期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1060210 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
中野 幸司, 兼橋 真二 [NAKANO Koji, KANEHASHI Shinji] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
現在の有機材料は,汎用的な用途にとどまらず,エレクトロニクス・環境・メディカル分野などで幅広く利用されており,その特性や機能は高度化・多様化しています.このような有機材料の発展は,合成法の著しい進歩や構造-物性相関の解明が支えており,それらを理解することは有機材料化学の最先端研究を実施する上で極めて重要です. 本講義は,全15回の座学とし,光・電子機能材料,環境材料,バイオベースポリマーなどを例に,有機材料化学の基礎,合成手法,構造と物性との関係性,および分子設計戦略を解説します.なお,本科目は,応用化学専攻有機材料化学専修カリキュラムにおいて,「有機材料化学」に区分されています. 講義では,ppt資料をスクリーンに投影して解説します.用いるppt資料は事前にGoogle Classroom上で配布するので,各自ダウンロードし,印刷しておいえください.この事前配布資料では,講義中に解説する内容の一部(構造式など)が空欄になっているので,受講しな がら各自で記入していき,資料を完成させてください. Google Classroomのクラスコード:zq52eqz |
到達基準 |
(1)有機分子の持つ物理的・化学的性質について理解している. (2)有機材料の合成法を理解し,合成経路を提案できる. (3)有機材料の構造と機能の関係性を理解し説明できる. 本科目のディプロマ・ポリシーの観点:履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
概ね以下の順序に沿って講義を進めます. 第1回:アセン系化合物の合成と機能① 第2回:アセン系化合物の合成と機能② 第3回:アセン系化合物の合成と機能③ 第4回:非平面π共役分子の合成と機能① 第5回:非平面π共役分子の合成と機能② 第6回:π共役高分子の合成と機能① 第7回:π共役高分子の合成と機能② 第8回:ビニルポリマーの制御ラジカル重合による精密合成と機能① 第9回:ビニルポリマーの制御ラジカル重合による精密合成と機能② 第10回:金属触媒によるアルケンの精密重合① 第11回:金属触媒によるアルケンの精密重合② 第12回:金属触媒による環状モノマーの精密重合 第13回:バイオベースポリマー① 第14回:バイオベースポリマー② 第15回:まとめ 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
学部レベルの有機化学,高分子化学は理解しているものとして講義を進めます. また,授業時間(30時間)に加え,本学の標準時間に準ずる予習と復習をおこなうこと. |
テキスト・教科書 |
参考書 |
構造有機化学(ISBN 978-4-8079-0957-5) Transition-Metal-Mediated Aromatic Ring Construction(ISBN 978-1-118-14892-1) 精密重合が拓く高分子合成(ISBN 978-4-7598-1380-7) |
成績評価の方法 |
すべての出席を前提とし,双方向性を利用した授業参加度,課題(レポート),定期試験等を総合的に評価し,本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与します. 平常点(授業参加度,小テストなど)20%,レポート課題50%,定期試験30%で評価します. |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
居室(4号館217号室)にいる時であればいつでも対応します.事前に連絡していただけると確実です.(e-mail: k_nakano@cc.tuat.ac.jp; Tel: 042-388-7162) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/04 10:09:35 |