科目名[英文名] | |||||
材料力学特論 [Advanced Mechanics of Materials] | |||||
区分 | 前期課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 1060305 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
花﨑 逸雄 [HANASAKI Itsuo] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
固体も流体も共通の視点で扱える連続体の枠組みをテンソルの概念を通じて導入した後,具体的な固体の弾性を記述する最も基本となる構成式を導く.そして,変形が微小な場合に成り立つ便利な関係について確認した後,大きな変形に関する重要なポイントを述べる. Google Classroomのコード:ox35yw5 |
到達基準 |
・固体の力学の変形問題を扱う基礎方程式をテンソルで記述できる. ・材料の変形特性を記述する構成式の基礎的な関係を理解できる. ・普遍的な連続体力学の中での材料力学の特徴を理解できる. ・分岐現象としての座屈から大変形を活かす視点を理解できる. 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: 履修案内のカリキュラムマップを参照してください. |
授業内容 |
第1回:ガイダンス 第2回:スカラーとベクトルと2階のテンソル 第3回:総和規約 第4回:応力テンソル 第5回:変形を表す量と様々なひずみ 第6回:ひずみが微小な場合 第7回:線形等方弾性体の構成式 第8回:Lameの定数と4種の物性値 第9回:4種の物性値の関係と取り得る値の範囲 第10回:棒の引張と梁の曲げ再考 第11回:平面応力と平面ひずみ 第12回:分岐現象としての座屈 第13回:キリガミ機構の力学 第14回:オリガミ機構の力学 第15回:レポート出題内容の補足説明 |
履修条件・関連項目 |
線形代数を身に付けている必要がある. |
テキスト・教科書 |
講義期間中に資料を配布する予定です. |
参考書 |
主に「連続体力学」という用語を使っている題目の本が候補となります. |
成績評価の方法 |
オンライン教育の枠組みで行う場合,通常の筆記試験を行わず,コンテンツ内の出題を別途こちらから指示した方法により回答した内容と,1回のレポートを総合して評価する見通しです.状況によって変更の可能性もあるため,詳細については,Google Classroomの本科目ページで提示されている情報を参照して下さい. |
教員から一言 |
材料力学の入門的な部分について個別具体的な視点から理解してきたものが,おおもとのレベルでは固体や流体やソフトマターなどを普遍的に扱うためのマクロな理論体系である連続体力学として理解できます.一見すると抽象的な理論は慣れるのにある程度時間を確保する必要もありますが,それを身に着けると普遍性・汎用性による確かな応用力となります.一般に学生時代はそのような実力を身に着ける貴重な機会でもあるので,大切に過ごしましょう.本年度は前年度までの内容に対してキリガミ機構やオリガミ機構を考える上でのポイントも少し扱います.これは,昨今の情勢で重要性を増した梱包・包装・緩衝などの用途で薄い物体の大変形を扱う際にも活かされることを狙い,応用を意識して扱います. |
キーワード |
固体力学,連続体力学,テンソル,構成式,分岐,オリガミ・キリガミ |
オフィスアワー |
先にEメールで御連絡下さい. |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~ihlab/ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/24 14:54:08 |