科目名[英文名]
都市空間情報学特論Ⅰ   [Advanced Topics on Urban Space Informatics Ⅰ]
区分 共通科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1060717
責任教員 [ローマ字表記]
幸島 明男, 清水 郁子   [SASHIMA Akio, SHIMIZU Ikuko]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
センシングによる実世界情報とサイバー情報の統合処理によって実現される都市・社会サービスについて講義する.実世界の状況をサイバー空間で理解するためには,実世界の背景となる物理世界の数理モデルを参照しつつ認識・学習を行い,サイバー空間内で実世界のモデル群を構築し,それらのモデルを用いて情報サービスを構築することになる.本講義では,このような新しい都市・社会サービスのイメージを提示しつつ,それらを実現するための要素技術について講義を行う.情報サービス,センシング,物理・数理モデル,認識・機械学習等の広範な範囲の要素技術を俯瞰しつつ,これらが統合されて,どのように都市・社会サービスが実現されるかという全体像を示す.
到達基準
1) 個々の要素技術を統合して,大規模かつ斬新な情報サービスを構築する情報アーキテクトのセンスを獲得すること,2) 広範な範囲の要素技術について触れるため,その全ての詳細までの理解は求めないが,主要ないくつかの技術については深く理解することの2点を目標とする.
授業内容
以下のような,都市・社会サービスの実現イメージならびに各要素技術について,サービス全体の概観ならびに要素技術の解説を有機的に構築して講義する.
【都市・社会サービス】
都市・社会に係わる情報サービス構築の概論
街を理解する街空間可視化サービス
人の行動の理解と生体情報の解析
情報ネットワークを利用した情報共有による社会的資源分配問題の可能性と有効性
大規模イベントにおける人流制御と安全確保
【要素技術】
機械学習・深層学習
社会モデルとしての複雑ネットワーク
社会的資源分配問題の数理モデル - パーコレーション理論
センサ情報処理アーキテクチャ
人流・車両シミュレーション
履修条件・関連項目
大学理工学系学部卒業レベルの,プログラミングと情報ネットワーク,物理学・数学に関する知識が必要である.
授業時間30時間に加え、授業で配布する教材や後述する参考書を使って本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
講義内容が広範な範囲に及ぶため,教科書・参考書は特に指定しないが,講義内容を深く理解するための参考情報は講義内において適宜提示する.
参考書
成績評価の方法
授業中に課す課題・小テストやレポートを総合的に評価する
教員から一言
「授業に出て何か教えてもらう」というのではなく,「新しい都市・社会を支える情報サービスをどのように構築するか考えたい」というポジティブな姿勢を求めます.
キーワード
都市サービス,社会サービス,生体情報,認識,機械学習,複雑ネットワーク,パーコレーション,シミュレーション
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
2022年度のクラスコードは h4yeotj ですので登録してください.
開講言語
語学学習科目
更新日付
2022/04/07 19:22:25