科目名[英文名] | |||||
電気電子工学セミナーⅡ [Electrical and Electronics Engineering: Seminar Ⅱ] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 4 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 通年 | |
授業形態 | 通年 | 時間割番号 | 1065106 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
久保 若奈 [KUBO Wakana] | |||||
所属 | グローバルイノベーション研究院 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本セミナーでは、電気電子材料、材料物性、光電子デバイス、微細加工、にかかわる分野の学習および研究を行います。材料工学、半導体工学、電磁気学などの知識が必要となります。 光の屈折・反射・吸収・散乱などの特性を任意で操作し、光電子デバイスや光機能性材料の高効率化・高機能化を実現するメタマテリアルの研究を実施します。メタマテリアルとは、自然界の材料では実現できない光学特性を持つ人工材料です。メタマテリアルは、これまでの光学の常識では考えられなかった負の屈折率や、光の回折限界を超える超解像を実現するといわれています。 当研究室では、メタマテリアルの光制御特性を利用し、従来のデバイス・材料の特性を超越する、高効率光エネルギー変換デバイス、低温廃熱エネルギーの再利用化、超高感度光センサの実現を目指します。これらの実現のために、電子線リソグラフィー法やナノインプリント法など、さまざまな加工・計測技術を駆使します。 究を通し、電子デバイスに関する幅広い知見を得ると共に、物事を分析する力・考える力を養います。 本科目は、実務経験のある教員による授業科目である。担当教員は実社会において技術開発に直接関わっており、授業では、実社会における実例を題材として分析、議論、演習を行います。 |
到達基準 |
研究の意義を説明できるとともに,新たな研究テーマを立案できる 研究実施方法を自ら考え,主体的に研究課題を遂行できる 研究成果をまとめ,学会や論文発表すると共に,議論できる |
授業内容 |
週1回、研究室において研究ミーティングを行います。各自が行った研究内容を、スライドにまとめ、発表します。研究ミーティングでは、最低1回は質問し、発表者はその質問に適切かつ端的に解答するスキルを養います。 他に、週1回、論文輪講を行います。輪講課題は、国際一流誌に掲載されている論文や総説を選択します。各自、担当になった箇所の英文を音読し、和訳を述べます。必要に応じて他の参加者の理解が深まる様に、詳しい説明を行います。これらを通して、光学、光電子デバイス、電気電子材料工学などの学問を学習します。 また、週1回、個別ディスカッションを行っています。自分の言葉で研究を説明し、また議論を重ねることで、研究の方向性を明確に認識することができます。 |
履修条件・関連項目 |
本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
プラズモニクス 岡本隆之著 光メタマテリアル 田中拓男著 アクティブプラズモニクス 岡本隆之他著 |
成績評価の方法 |
研究発表および質疑応答の質を重視する。 ディスカッションへの積極的参加も考慮する。 成績は上記項目を俯瞰して評価する。 |
教員から一言 |
析する・考える・議論する、などの基礎的な能力を身に付けることに重点をおいた研究指導を行います。具体的には研究ミーティングおよび個別ディスカッションで、自分の言葉でデータ分析結果を説明し、それに対する考察を述べる訓練をします。さらに、研究口頭発表・誌上発表のために、日本語および英語の文章執筆とスピーキングスキルの向上を目指します。研究発表、研究交流会への参加などを通して、コミュニケーション能力の養成も行います。 これらは全て、学生の成長を促すために用意したプログラムです。特に、物事を深く考えて正しく表明するスキルの向上に重点を置いています。これらのプログラムを実施するにあたって、それらのスキルを身に付けることの難しさ実感すると思いますが、非常に地道な努力を積み重ね続けていけば必ず考える力は伸び、将来的に非常に有望な人材へと成長できます。大切なのは、成長したい、という強い意欲です。意欲を持った方に参加頂きたいと思っています。 |
キーワード |
オフィスアワー |
月曜随時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://web.tuat.ac.jp/~kubolab/top.htm |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
英語 |
更新日付 |
2022/02/02 10:58:03 |