科目名[英文名]
技術経営概論   [Management of Technology]
区分 専門職学位課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 1060801
責任教員 [ローマ字表記]
伊藤 伸   [ITO Shin]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
実務家教員が、経営に関する専門的なテーマと主に活動している分野の話題を中心にオムニバス形式で講義を行う。技術経営の基盤となる産業技術専攻の必修科目であり、経営と経営学の基礎的な知識から、先端的なマネジメント手法、現代企業が抱える経営課題まで幅広い事象を取り上げる。受講者が多様なテーマに接することにより視野を広げるとともに技術経営に関する基盤的な知識を習得し、技術経営上の課題の発見と解決を実現する基礎スキルを身に付ける。
到達基準
・技術経営の重要性及び要素項目について概説することができる。
・技術経営の基盤となる知識を習得する。
・最新の技術経営の事象に触れ、課題の発見と解決を実現する基礎スキルを身に付ける。
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:(A)
履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
第1回   【ガイダンス】技術経営とは(伊藤)
第2回   【企業】会社法(木幡)
第3回   【企業】コーポレートガバナンス(木幡)
第4回   【会計、財務】有価証券報告書と会計(木幡)
第5回   【生産システム】作業研究と工程管理(林田)
第6回   【分析手法】マーケティング・サイエンス(伊藤)
第7回   【技術経営アプローチ】技術経営分野の実証研究手法と実践(伊藤)
第8回   【経済システム】市場のメカニズムと競争戦略(伊藤)
第9回   【ベンチャー】ベンチャーの役割と資金調達(伊藤)
第10回   【知財マネジメント】知的資産経営/知財戦略(宗林)
第11回   【知財マネジメント】生命産業における知財戦略(宗林)
第12回   【企業戦略】経営戦略とイノベーション(林田)
第13回   【マーケティング】新製品開発とマーケティング(林田)
第14回   【グローバル経営】グローバル経営戦略と組織マネジメント(林田)
第15回   【全体まとめ】まとめ、社会的受容(伊藤)
※講義内容は、学習進行状況、受講生の理解度により変更する場合がある。
履修条件・関連項目
授業時間30時間に加えて本学の標準時間数に準ずる予習・復習を行うこと。
テキスト・教科書
テキストは特に定めない。講義毎に資料をmoodleで提供する。
参考書
成績評価の方法
70%以上の出席をした学生を対象に以下の5段階で評価する。講義中の発表や討議への貢献を20%、課題レポート(※)を80%の目安で評価する。
※各教員が担当するテーマに関する到達基準に即して履修者が得られたことを論述する設問をつくり、履修者はすべての設問に回答する(昨年は全4問)。
 S(90-100):到達基準を超えた成果を上げている。
 A(80-89):到達基準を十分達成している。
 B(70-79):到達基準を達成している。
 C(60-69):到達基準をほぼ達成している。
 D(0-59):到達基準に達していない(単位不可)。

講義が完全オンラインになった場合における成績評価方法はすべての出席を前提とし、双方向性を利用した学習意欲、オンラインテストおよび課題等を総合的に評価し、本学が定める標準的な学修時間に相当する学修効果が認められる場合に単位を付与する。評価の割合は、オンライン講義中の質疑応答やオンラインテスト等20%、課題レポート(※)80%。
※各教員が担当するテーマに関する到達基準に即して履修者が得られたことを論述する設問をつくり、履修者はすべての設問に回答する。
教員から一言
この科目は、産業技術専攻の講義科目全体の基盤に相当する必修科目である。実務家教員から企業やキャリアに関する情報を得られるコミュニケーションの場としてもこの講義を活用してほしい。
キーワード
技術経営、企業、会計、財務、ガバナンス、組織行動、ベンチャー、資金調達、知的財産、研究開発マネジメント、経営戦略、経済システム
オフィスアワー
事前に担当教員にメールで連絡して面談等の時間を調整する。
備考1
講義方法は、コロナウィルス感染状況を鑑み、ハイブリッド(対面とオンラインの併用)を予定している。一部、オンラインのみの講義になる場合がある。教室として、14号館3階多目的室を利用する。
備考2
【重要】本講義は2022年度限りであり、2023年度以降の開講予定はない。
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/02/10 19:15:17