科目名[英文名]
機能物質設計特論   [Advanced Designing of Functional Materials]
区分 後期専門科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 126703
責任教員 [ローマ字表記]
稲澤 晋   [INASAWA Susumu]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
機能を最大限に活用するには、反応速度、物質移動、伝熱などのお互いに関係する速度過程を正しく理解し、制御する必要があります。この講義では、物質やデバイスの機能を最大限に引き出すための環境(条件)をどのように推定すればよいか、物質移動と伝熱のモデル化を用いて定量的な評価手段を学びます。講義では、数理モデル化の基本概念を詳しく解説します。また、演習問題を解くことで、モデル化の力を付けてもらいます。山の上の圧力推算や水が蒸発速度の推算など身近な例から、反応と吸着、拡散などの移動現象までを取り扱います。物質機能応用特論Iでは、特に基礎的な事項を扱います。
到達基準
基本的な数理モデル化の考えが身についていること。

本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
BASE学府履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。
授業内容
本講義はディスカッション形式で行う。

受講者各自が研究する対象のなかで、数理モデルとして扱える現象を取り上げ、数理モデルを構築する。
各階の講義内容は各自の研究内容によってかわるが、一例を挙げると以下の通りである。

第1回-第3回
どのような現象か、何が起きている現象か、何をモデル化の対象とするか。
第4回ー第6回
モデル化の実践とモデルの妥当性の検証
第7回ー第8回
モデルの改良と実験結果との比較


履修条件・関連項目
本講義は、専門融合科目である。

授業時間15時間と課題に取り組む時間に加え、講義ノートや参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。
テキスト・教科書
参考書
「ものづくりの化学工学」山口由岐夫著(丸善出版)、
「速度論」小宮山宏 著(朝倉書店),「道具としての微分方程式」斉藤恭一 著(ブルーバックス), "Transport phenomena" by R. Byron Bird
成績評価の方法
講義内でのディスカッション内容に基づいて評価する。100点満点のうち、60点以上が単位取得要件です。
S: 90点以上、A: 80以上90未満、C: 70点以上80点未満、C: 60点以上70点未満
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
毎週月曜日11:00-12:45
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/03/04 15:25:19