科目名[英文名] | |||||
物質エネルギーシステム特論II [Energy and Materials Systems II] | |||||
区分 | 一貫制専門科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~2 | 開講時期 | 1学期 | |
授業形態 | 1学期 | 時間割番号 | 231002 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
稲澤 晋 [INASAWA Susumu] | |||||
所属 | 生物システム応用科学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
***クラスコード: onklyul *** 機能を最大限に活用するには、反応速度、物質移動、伝熱などのお互いに関係する速度過程を正しく理解し、制御する必要があります。この講義では、物質やデバイスの機能を最大限に引き出すための環境(条件)をどのように推定すればよいか、物質移動と伝熱のモデル化を用いて定量的な評価手段を学びます。講義では、数理モデル化の基本概念を詳しく解説します。また、演習問題を解くことで、モデル化の力を付けてもらいます。山の上の圧力推算や水が蒸発速度の推算など身近な例から、反応と吸着、拡散などの移動現象までを取り扱います。物質機能応用特論IIでは、発展的な現象を扱います。 |
到達基準 |
基本的な数理モデル化の考えが身についていること。 本科目のディプロマ・ポリシーの観点: BASE学府履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。 |
授業内容 |
講義の進展に応じて内容が変わる可能性があります。 以下は、2021年度までに行った講義内容の例示です。 毎回の講義で、課題を出します。 第1回 固体内での熱伝導、物質の拡散、境界条件 第2回 球座標系での拡散方程式の導出と境界条件 第3回 方程式の無次元化と時定数の見積もり比較 第4回 円管内流れと運動量収支 第5回 可逆吸着、物質移動、反応の錬成 第6回 反応と反応熱、反応の暴走 第7回 物質、エネルギー、運動量の出入り 第8回 これまでのまとめ 定期試験 |
履修条件・関連項目 |
本講義は、専門基礎科目である。 授業時間15時間と課題に取り組む時間に加え、講義ノートや参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
「ものづくりの化学工学」山口由岐夫著(丸善出版)、 「速度論」小宮山宏 著(朝倉書店),「道具としての微分方程式」斉藤恭一 著(ブルーバックス), "Transport phenomena" by R. Byron Bird |
成績評価の方法 |
毎回提出を求める演習の解答内容(3割)、および定期試験(7割)に基づいて評価する。100点満点のうち、60点以上が単位取得要件です。 S: 90点以上、A: 80以上90未満、C: 70点以上80点未満、C: 60点以上70点未満 |
教員から一言 |
現象を「定量的に」理解するための手段として数理モデルは極めて有効です。分かりやすい講義を心がけますので、演習や復習を通じて、自分の手で数式を立てる力を身につけて下さい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
毎週月曜日11:00-12:45 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/04/11 10:03:04 |