科目名[英文名]
エネルギーシステム解析特論II   [Energy Systems Analysis II]
区分 一貫制専門科目  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次   開講時期 3学期 
授業形態 3学期  時間割番号 231006
責任教員 [ローマ字表記]
秋澤 淳   [AKISAWA Atsushi]
所属 生物システム応用科学府 研究室   メールアドレス

概要
本講義は基礎専門科目である.最適化において最適解が持つ性質,最適解を得るアルゴリズム,最適化に基づくモデル分析手法について解説する.また,Excelを用いて工場の生産プロセスなどを対象としたモデル化および最適化の演習を行う.
到達基準
最適化を用いた分析の枠組みおよび最適解の数理的意味が理解できる.問題を最適化モデルに定式化し,具体的にExcelを用いてモデルの最適解について分析ができる.
本科目のディプロマ・ポリシーの観点:
履修案内のカリキュラムマップを参照してください.
授業内容
1回 システム分析の概要
システム分析の考え方,政策評価の枠組み,数理モデル化の基礎について概説する.
2回 最適化の数学的理論
最大/最小値を求めるための数学的手法として,等式制約に対するラグランジェ乗数法について解説する.
3回 クーンタッカー条件
不等式制約を持つ場合の最適条件を表すクーンタッカー条件について解説する.
4回 例題1
静学的最適化問題をExcelのワークシートに表現し,最適解を求める演習を行う.
5回 例題2
動学的最適化問題をExcelのワークシートに表現し,最適解を求める演習を行う.
6回 例題3
バイナリー変数を用いる最適化問題をExcelのワークシートに表現し,最適解を求める演習を行う.
7回 二酸化炭素排出権取引
二酸化炭素排出権取引を最適化問題の観点から解釈し,数学的な共通性について解説する.
8回 まとめ
全体を通した質疑応答を行う.
履修条件・関連項目
数学の基礎知識が必要である.Excelソルバーが使えること.
授業時間15時間と課題作成にかかる時間に加え,配布した講義資料や参考書を参照し,本学の標準時間数に準じる予習と復習を行うこと.
テキスト・教科書
特になし
参考書
H.P.ウイリアムス(1995)数理計画モデルの作成法,産業図書
山地憲治(2007)システム数理工学〜意思決定のためのシステム工学,数理工学社
西村清彦(1990)経済学のための最適化理論入門,東京大学出版会
成績評価の方法
課題の提出:100%
教員から一言
最適化問題の解が持つ性質や最適解を導く手法について理解を深めます.また,産業プロセスなどを例題として,具体的にExcelで最適化モデルを作り解くことを通じて,モデル化の手法を学びます.
キーワード
数理計画法,モデル分析,最適化,システム工学
オフィスアワー
金曜日12:00-13:00
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2022/02/02 14:23:20