科目名[英文名]
動物形態機能学特論   [Advanced Animal Function and Morphology]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 1学期 
授業形態 1学期  時間割番号 96121
責任教員 [ローマ字表記]
新井 克彦   [ARAI Katsuhiko]
所属 農学部附属硬蛋白質利用研究施設 研究室   メールアドレス

概要
令和4年7月15日
【開講場所】
●東京農工大学連合農学研究科棟 4階 第一会議室
コロナ感染症の状況によってはオンライン開講に変更
Google classroom クラスコード:qcvxvb4

・『哺乳類における未分化細胞の特性と分化形質の発現メカニズム』
脳、肝臓や腎臓といった臓器の機能は複数の細胞の機能が統合されることにより成り立っているが、これらの細胞は元々、一つの受精卵から分化する。本講義では、未分化細胞の特性に関する細胞増殖機構並びに細胞特異的な分化メカニズムについて最新の知見を含めて解説する。
・農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、動物形態機能学分野における高度の専門能力をつけるための講義科目です。
到達基準
・農学専門領域における最先端の知識・技術を学ぶことにより、当該専門科目における独立した研究者・創造的技術者としての高度な専門能力を身につけることができる。
・高度な専門的能力、広い視野と高い識見、豊かな社会力と指導力を不断に鍛え、いっそう高度な学びの動機付けを自発的に身につけることができる。
・履修案内のカリキュラムマップを参照してください。
授業内容
1)受精卵は胚盤胞となり、この胚盤胞内に内部細胞塊が形成される、この細胞塊より作製された株化細胞を胎性幹細胞(ES細胞)と呼ぶ。このセクションでは、これらのES細胞や間葉系幹細胞の特性について紹介する。
2)体細胞の初期化
 世界で始めてマウスの人工多能性幹細胞(iPSC)が報告されてから、様々な哺乳類由来体細胞を初期化することにより多くのiPSCが樹立されてきた。このセクションでは、iPSC樹立法の改良の歴史や問題点等を概説する。
3)細胞の分化と器官形成
 このセクションでは、特にiPSCからの間葉系幹細胞への分化誘導並びに間葉系幹細胞からの骨、軟骨、腱および筋肉への分化誘導について、概説する。
履修条件・関連項目
・基礎的な解剖学、組織学および発生学を理解していること、および基礎的な分子生物学および動物細胞生物学を理解していること。
・授業時間7.5時間とレポート等作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと
テキスト・教科書
テキストは事前にGoogle classroom上で、PDFファイルとして配布する。
参考書
細胞の分子生物学
成績評価の方法
・ 出席を取ります。
・ 再生医療或いはそれに関連する動物科学分野に関するレポートの提出    
教員から一言
キーワード
ES細胞、iPS細胞、間葉系幹細胞、運動器、腱・靱帯、筋肉,軟骨
オフィスアワー
質問等は講義終了時に受け付ける。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2022/03/21 13:17:31