科目名[英文名] | |||||
動物栄養飼料学特論 [Advanced Animal Nutrition and Feed Science] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96122 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
青木 康浩 [AOKI Yasuhiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
令和4年11月11日(金)10:00〜 ハイブリッド開講(対面:東京農工大学連合農学研究科棟 4階 第二会議室) 本科目では、家畜飼養学の知見に基づき、乳牛、肉用牛を中心とする反芻動物に対する自給飼料の利用技術について、特に放牧と自給濃厚飼料給与がもたらす栄養生理学的効果の視点から学習します。農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、生物生産科学分野における高度な専門能力をつけるための講義科目です。 現在、日本の畜産業は、輸入飼料に大きく依存しています。飼料自給率の低迷は、飼料価格高騰による経営の圧迫や、環境負荷増大などの問題を招きかねません。そのため、飼料自給率の向上に向けたさまざまな取り組みが行われています。その中で、自給飼料の利用は、経営、環境面だけでなく家畜、畜産物にとっても有用な効果をもたらすことが分かってきました。例えば、放牧育成によって肉用子牛の物質代謝が変化し産肉成績が向上することや、輸入穀類の代替として国産トウモロコシやコメを利用することで乳質や肉質が改善することが報告されています。 本講義では、まず飼料生産利用技術の現状について概説した上で、放牧の導入や自給濃厚飼料の利用などが乳牛、肉用牛の生理生産機能に及ぼす影響について、最近の研究成果を中心に解説します。 |
到達基準 |
飼料をとりまく情勢と飼料自給率向上の重要性について説明できるようになる。 自給飼料の利用によって家畜にもたらされる生理生産機能上のメリットについて説明できるようになる。 ディプロマシーの観点との関連については、履修案内のカリキュラムマップを参照して下さい。 |
授業内容 |
1.飼料に関する基礎知識 2.自給飼料生産の意義 3.放牧の栄養生理学的効果 4.自給濃厚飼料の給与が家畜および畜産物に及ぼす効果 なお、授業の進行状況に応じて、授業内容を修正する場合があります。 |
履修条件・関連項目 |
授業時間7.5時間とレポート作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行って下さい。 |
テキスト・教科書 |
講義資料などを授業までに配布します。 |
参考書 |
講義資料などを授業までに配布します。 |
成績評価の方法 |
授業参加態度40%:質疑応答を評価します。 提出課題60%:自給飼料利用技術に関する利点、課題および解決策を独自の視点から説明できることを評価します。 |
教員から一言 |
キーワード |
反芻動物、粗飼料、放牧、濃厚飼料、飼料自給率 |
オフィスアワー |
質問は講義終了時に受け付けます。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/03/10 22:19:35 |