科目名[英文名] | |||||
森林バイオマス学特論 [Advanced Forest Biomass] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 3学期 | |
授業形態 | 3学期 | 時間割番号 | 96312 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
横田 信三(宇) [YOKOTA Shinsoh] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
開催日時:令和4年11月14日(月)10:00〜 開催場所:宇都宮大学 峰町1 号館2F 農学部大会議室 担当教員 : 有賀 一広(宇) 、横田 信三(宇)、石栗 太(宇)、飯塚 和也、大島 潤一(宇) (宇) 21世紀に入り、地球環境とりわけ二酸化炭素による温暖化現象が顕在化している。二酸化炭素 排出抑制対策として、化石燃料代替となるバイオマスエネルギー導入が考えられる。そこで本講義では、森林及び木質系バイオマスをトピックスとして、クリーン開発メカニズム(CDM)植林、その植林に使用されている熱帯早生樹の育種及び木材性質、並びに木質系バイオマスの有効利用に関する研究成果や戦略を紹介する。 1)森林バイオマス収穫技術とエネルギー利用:日本とヨーロッパにおける森林バイオマス収穫機械、作業システム及び森林バイオマスをエネルギー利用した場合の経済収支、エネルギー収支について解説する。 2)クリーン開発メカニズム(CDM)植林:クリーン開発メカニズム(CDM)植林に利用されているアカシア、ファルカタ、ユーカリなど重要な有用早生樹に関する成長、育種戦略及び木材性質、並びに木材利用などについて解説する。 3)木質系バイオマスエネルギー・化学原料への変換:木質系バイオマスエネルギー利用に、直接燃焼、ガス化、化石燃料と混合燃焼、バイオエタノール生産、水素ガス生産(燃料電池)など、様々な方法がある。また、木質系バイオマスを化学原料に変換するバイオリファイナリーも進展しつつある。この様な木質系バイオマスの利用方法、世界的な利用現状、技術等について解説する。 農学における最先端の知識・技術を学ぶことにより、環境資源共生科学専攻分野における高度の専門能力をつけるための講義科目です。 |
到達基準 |
持続的可能な森林経営を促進する目的において,森林バイオマスについて理解を深めること。 履修案内のカリキュラムマップを参照してください。 |
授業内容 |
講義は、以下の5テーマから構成される。 1. 熱帯林材の木材性質と森林バイオマス 2. 森林バイオマスの生物的・化学的変換によるエネルギー・化学物質生産 3. 森林バイオマスに関する森林作業と利用 4. 森林と木材の放射能汚染 5. 森林バイオマス資源の活用 |
履修条件・関連項目 |
授業時間5時間とレポート等作成にかかる時間に加え、配布した講義資料や参考書を参照し、本学の標準時間数に準ずる予習と復習を行うこと。 |
テキスト・教科書 |
資料は授業時に配布します。 |
参考書 |
講義中に情報提供します。 |
成績評価の方法 |
授業参加態度20%:出席、授業の理解(質疑応答等)を評価する。 提出課題80%:森林バイオマス利用の課題を説明し、対応策の有意性について検証できることを評価のポイントとする。 |
教員から一言 |
森林バイオマスについて、森林バイオマスの収穫技術とエネルギー利用、クリーン開発メカニズム(CDM)植林、木質バイオマスエネルギー利用及び森林放射能生態学に関して解説します。この講義が、皆さんの将来の研究に何か役立てば幸いです。 |
キーワード |
森林バイオマス、収穫技術、エネルギー利用、クリーン開発メカニズム植林、木質バイオマスエネルギー利用、森林放射能生態学 |
オフィスアワー |
質問等は講義終了時に受け付ける。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2022/02/03 14:28:47 |